今いる場所で突き抜けろ! ――強みに気づいて自由に働く4つのルール
- ダイヤモンド社 (2017年12月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478024331
感想・レビュー・書評
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タイトルが恥ずかしいのだが、就活開始~キャリアパス確立中の若い人に読んでほしいと思った。好きなことを仕事にするのではなくて、目の前にあることを徹底してやるとその仕事が好きになるし道が開けるのではないかという問いかけの本。いい年をしたわたしが読んだ理由は、ニューポートの別の本がおもしろかったから。
働くなんてできるのか?と心配しながら就職活動をして、それから25年以上切れ目なく働いている。自分は著者や本書に登場する人たちのような突き抜け方はしていないけれど、本書に書かれていることは実感としてわかる。怒られない程度の結果を出し続けていても(それでいいならいいのだが)、今のポジションで獲得できる最高のスキルは得られないしいつまでも常に使われる立場だ。しかし都度都度全力で事に当たればやれる範囲も深さも変わるし自由度が上がる。計画的にコンフォートゾーンを出ないとねという話で、「痩せたいなら摂取カロリーを減らして運動しろ」レベルに身も蓋もないことなのだが。
しかし振り返ってみると、努力したり集中したりがある程度苦にならない人向けの本ではある。プロテスタンティズムがもたらした資本主義、とか考えちゃいますね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・やりたいことは普通は見つからない
・自分が何を提供できるか、職人マインドで熟考
・キャリア資本を蓄積する。突き抜けろ。5s
・突き抜けるまでは狭く選択と集中、突き抜けたら横にひろくミッションを探す。
・ミッション探しは、小さく賭ける。
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情熱は見つけるものじゃなく、育てるものだと言うグロウスパッションの考え方が浮かんだ
好きなことややりたいことを仕事にできる人なんてひと握り
やってて嫌じゃなく、稼げて、成長の余地があるならそれを夢中でやって、より社会に価値を提供できるようになればいい
ダメな仕事は、誰でもできてまたは飽和していて差別化できないこと、世界に良い影響をもたらしてないと思う仕事、尊敬できない人たちと働くこと
何を得られるかより、何を与えられるか
その後で、好きなこととかやりたいことに小さく賭けていけばいい
無理して大きなリスクあることやって立ち直れない失敗をすると後悔するし、こうなったら嫌だという不安を活かして、不安を解消するために小さく賭けていく
ニッチで人に良い影響与えられて周りに尊敬できる人がいる状態で突き抜けるのが良い -
やりたいこと、が仕事になることなどめったにない。
仕事になるやりたいこと、が見つかるのには時間がかかる。
仕事になるやりたいこと、はスキルアップすると見つかる。
スキを仕事に、は危険。
仕事をする中で、キャリアを貯める。
1万時間の法則。1万時間やってもプロとアマが存在する。意図的な練習をしたかしていないか。
自分にふさわしい仕事を探すより、今の仕事にふさわしい働き方をする。それによりキャリアが積み上がり、ふさわしい仕事が見つかる。
同じような発見は同じ時期に現れる。すぐ隣にイノベーションはある。
時間管理=時間を決めて、その間はとにかく頑張る。
情報管理=勉強の成果を関連性を表す証明マップを作成する。 -
希少で価値のあるスキルすなわちキャリア資本を持つことが重要。自分のやりたい仕事を探すのは幻想であるため。
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希少価値があるキャリアを磨いてこそ、自由が手に入る。
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「やりたいこと」はそうそう見つからないもの。好きなことでもやりたいことでもなく、「夢中になれること」を探そう、それが一番効果的に突き抜けられるよね、という話。
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願望マインド(世界が自分に与えてくれるものにフォーカス)から職人マインド(自分が世界に与えることができるものにフォーカス)へ転換する。「おもしろいことないかな」では一生見つからなくて、「いまの仕事、どうしたらおもしろくできるかな」で近づける。マインドが違う。
テープはうそをつかない。鍛錬は楽しくないが、その時期を過ごすことは必須。意識して「意図的な練習」を取り入れ、突き抜けるまでやる。周囲からのダメ出しも練習の一部だから、積極的に求めていく。人前に出してしまうことも、意図のひとつ。「君たちの問題は、行動する前に理屈だけですべてを判断しようとすることだ」 -
仕事とそのやり方を、自分で自由にコントロールできるだけのキャリア資本を、持つ。