デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方 (ハヤカワ文庫NF) [Kindle]
- 早川書房 (2021年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (319ページ)
感想・レビュー・書評
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受け身になるのではなく、主体性が大切ということだろう。
facebookのようなアテンション・エコノミーが提供するものは
便利なように見えて結局のところ彼らが金儲けをするための手段に過ぎない。
もちろん、便利な面があるのも事実だし全く使うなと言っているわけでもない。
どれだけ使うか、それは自分で決めなさいということだ。
私自身はそれほどSNSに依存しているわけでないが、
主体性を持って何をするかを決めるというのは
人生を豊かなものにするために何より重要なことだと思っている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
スマホ、snsに関する本だけれど、一番根っこの部分は孤独についてのように感じた。
良く?善く?何の漢字で当てはめるのがいいのかよくわからないのですが。
各々にとってよく生きるための静かな深い時間が、無自覚、無意識的に繋がれてしまう今の世の中で不足している、というのは本当にそうだと感じる。
また、そうした環境が今までの人類史においてなかった局面だというのも。
神が死んだ後の人間が生きる事は豊かなのにとても難しい。 -
スマートフォンは、使用者をランダムな報酬と承認欲求の刺激で釣るスロットマシン。注意経済企業は使用者からの時間を奪うことで利益を得ている。「あなたの時間=彼らの儲け」。意志の問題ではなくシステムの問題。スマホで目先の楽しさを追求しても達成感はなく、徒労感と時間を無駄にしたという自己嫌悪が残るだけ。最近SNS疲れ的な症状に陥っていたので本書のすすめに従い30日間のテクノロジー利用休止をゆるめに実践中。
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この手の本に慣れ親しんでいれば1章を読めば事足りる。インターネットは玉石混交だから「こそ」報酬系をよく刺激する、という部分はかなり手厳しい。ゆえに、依存を促すアプリから離れるには小手先のテクニックではなく大胆な戦略が必要である、というわけである。
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想像した内容通り。それ以上でもなく、それ以下でもない。