嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478025819

感想・レビュー・書評

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  • ためになったところメモ

    ・優越感≒劣等感=主観的な解釈
    ≠客観的で計測可能な劣等性

    ・人生とか社会とかは、他人を押しのけながら必死で階段を登っていくような競争の場ではなく、自分の前にだけみえる「理想の自分」の方向にただ進んでいけば良い、縦の軸が存在しない平らな空間→なんとなくMiiのすれ違い広場のイメージが浮かんだ 10,11pの絵もまさにそれだった

    ・自己肯定ではなく、自己受容
    『神よ、願わくばわたしに、変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とを授けたまえ』
    変えることのできない物事に対する肯定的なあきらめ、良い意味でも悪い意味でも交換不可能な自分という存在を知る

    ・「いま、ここ」で幕が下ろされたとしても美しく完結した生になる刹那的な生き方
    『人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那である。そして、ふと周りを見渡したときに「こんなところまで来ていたのか」と気づかされる。』
    『踊ることそれ自体が目的』『過程そのものを、結果とみなすような動き』



    悟り開いた仙人みたいな生き方だな〜とか、この世界には真理なんてものはないってことだけが真理だと思ってるので確かにシンプルに生きるのは良いかもしれないけどいろいろ言い切るのは違う気がするな〜とか所々で感じてたり
    ピンと来るところとよく分からなかったりもやもやしたりしたところが半々くらいだったけど、『アドラー心理学を本当に理解して、生き方まで変わるようになるには、「それまで生きてきた年数の半分」が必要になるとさえいわれている』らしいから、考え続ければ30歳頃にはもうちょっと分かるようになるのかな、参考になるところは参考にして生きていきたい

    でもやっぱり、尊大でめんどくさい自意識が自分を自分たらしめてる感覚があるから、シンプルでハッピーな人生を送る自分になったらそれは本当の自分とは言えなそうだな〜と今の時点では思っている
    これ結局まさにアドラーが言ってた自分嫌いな自分が好きみたいなやつだけど…むずかしい…
    バカみたいな感想だけど、私は、単純明快で誰でも幸せになれるクリーンであけっぴろげな世界よりも、複雑でめんどくさくて理不尽で色気のある禍々しい世界の方が好みなんだよな

  • 承認欲求の否定、他者との課題の分離、褒めても叱ってもいけない、など衝撃を受けた。

    過去も未来も関係なくて、「今ここ」に強烈なスポットをあてて生きていこうと思えた

    何回も繰り返して読みたい

  • とりあえずタイトルだけで想像した本では全然なかった。よく見たら副題が付いてましてそっちですね。
    うーんなんとも難しいですね。心理学はこれまで触れたことがなかったので難しくて当たり前なのかもだけど。簡単な事が書かれているようで難しい。人の悩みは全て人間関係によるもの、というのはほぼほぼ同意。
    目的論や、「人はいつでも変われる。変わらないことを自分で選んでいる」「あなたは自分で不幸を選んでいる」に関してはなかなかどうなんだろうって考えた。確かにそうなんだろうなと思うけど、それを理論、理屈として知ったところで辛い時は辛いしなぁって結局感情的な話になっちゃうけど。
    家で幼少期に虐待や暴行されていた結果、自分も周りに暴力を振るうようになった。殺人をした。なんていうケースはどうなのかな?そんな人間にも同じことを言えるのかな。自分がそんな人格を破壊されかねない辛い目にあってもそれでもなお、客観的に受け止めて「私は不幸ではないことを選ぶ」なんてできるのか?
    止め処なく色んな考えが浮かんでは消えていきながら読んだ本でした。大いに納得、理解できる部分と、万例で同じことを当てはめて言い切れるのだろうか?って疑問に感じることもあって。けどアドラーの心理学をほんのすこし表面的に学んだ、という部分では割とかいつまんでポイントを教えてもらえた気はする。ただ、書かれていたように、やはり完全にこのアドラーの心理学を学問的に捉えるには、色んなケースを対話しながら理解を深めていくのが正しいんだろうなと思う。

  • 紙質がすき

  • めちゃくちゃ参考になった。

    他人からの承認欲求を求めてしまっている自分に気づいた。この本から教えてもらったことは多いにあります。
    バイブルとして、読み続けたいと思いました。

  • これを読んでから友達に「変わったよね、いい意味で」、「人として良くなってる」、「春休み何かあった?w」なんて言われることが増えました。それほど僕に大きな変化をもたらした本だと思います。そして僕自身も考えが変わったなと感じています。「目的論」…この概念を知れて本当に良かったです。

  • 高三の時に読んだやつ!
    お父さんの、ビブリオバトルで選ばれてしまった本

  • アドラー心理学の入門的な本。会話形式なので読みやすく分かり易い内容です。すべての悩みは対人関係の悩み、馬を水辺に連れていくことはできるが水の呑ませることはできない叱ってはいけない、ほめてもいけないなど目から鱗な言葉が散りばめられています。考え方次第では私たちの人生が変わる。誰でも一度は読んでおきたいそんな素敵な本です。

  • 字面を追うだけでは受け入れにくいかもしれない。本文中でも言われている通り、実行するのは難しい。でも、厳しくも温かく、そっと背中を押して貰えたような感覚がある。一巡では理解しきれない部分もあるので、二巡した時にどう感じるかを楽しみにしたい。

  •  1度読んで、ちょっと時間空けて読み直した。また忘れた頃に読もうと思う。

     きっとこれができたらもっと人生の見え方は変化するんだろうなと思わされる本。対話形式になってて読みやすいし、言葉もはっきりしていてわかりやすい。

     自分の大事にしたいこととしては「課題の分離」と「今に焦点を当てる」ということ。

     自身の課題なのか、それとも他者の課題なのかをぼんやりとでもいいから考えること。
     過去やトラウマ、未来のことに目を向けると、「いま」あることに目を向けられない。今あることに熱中すること。

     もっとしっかり思想を頭に入れて、行動に移せるようにしていきたい。

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著者プロフィール

1956年生まれ。共著書に『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)、訳書にプラトン『ティマイオス/クリティアス』(白澤社)ほか。

「2020年 『自然と精神/出会いと決断』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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