ビジネスモデル思考法 ストーリーで読む「儲ける仕組み」のつくり方

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 347
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478029695

作品紹介・あらすじ

競争戦略では大企業には勝てない。ビジネスモデル発想こそがチャレンジャー企業が取るべき最善の戦略である。ビジネスモデルを専門とする経営学者が初めて書いた!ストーリーを読むだけで、ビジネスモデル発想が身につく教科書。

感想・レビュー・書評

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  • 「ビジネスモデル思考法」

    1.本書のおすすめポイント
    スポーツシューズメーカー営業本部所属、直感型30台ミドル社員。
    業績ジリ貧。
    社長命令で、ビジネスモデル、収益構造の変革を任される。

    主人公とともに、理論を学び、トライandエラーを学習できること。

    2.学べること
    顧客側の視点にたって、
    ①自社製品の訴求ポイントを見直せること。
    ②自社製品の利用定着化の現状とこれからを見直せること。

    読みやすさ、わかりやすさ、そして何よりも面白いさが揃った書でした。

  • ビジネスモデルとして今の仕事を見てみると部分最適しか行っていないことがわかりました。 会社全体としての利益を追求する視点を持ちます。 また、読み返し必須ですね。

  • これまでの思考に囚われない発想法がわかりやすくストーリー性を持って書かれている。

  • 役立つ

  • 製品だけが提供できる価値ではない。

    購入時だけが利益の出るポイントではない。

    いかに顧客が上手く片付けられない用事を見つけ、過当競争をすり抜けられるような適切なソリューションと課金タイミングを考えられるか。

    右脳(顧客満足)と左脳(利益)の両方を使い、ハイブリッドフレームで思考する、ビジネスモデルの本質と基礎を紐解いた良書。

    ストーリー仕立て、且つ様々な企業の実例が盛り込まれており、読みやすさも抜群です。

  • ともさん私物

  • 多くの事例が掲載されており、面白かった

  • 2018.4.6 読了

  • ストーリーでビジネスモデルを考えていく方法を掲載しているので事業企画に携わってる人なんかが読むと参考になると思います。

  • 顧客の設定とその用事を考えることが大切。

    ハイブリッド ・フレ ームという考え方を用いる。
    顧客価値を右側に 、利益を左側に位置させます 。
    そして 、それぞれに 、 3つの疑問詞で質問を投げかける。
    3つの質問とは 、誰に ( W h o ) 、何を ( W h a t ) 、どのように ( H o w )。
    W h o W h a t H o wというのは 、事業を定義するための要素ですが 、これらを顧客価値と利益のそれぞれに対して行う、考えるのが「ハイブリッド ・フレ ーム 」。

    既に提供している顧客価値だが利益のポイントを変えることで新しいビジネスモデルに繋がることもある。

  • ・ソリューションカバレッジ
    企業としては販売がゴールとしているかもしれないが、購入者側としては買った時からがスタート。
    購入者は商品を買っている訳ではなくて、その商品を買ったことによって解決したい問題が解消されて満足する。

    ・フリーミアム
    最初は無料で、段階的に課金していくシステム


    キックボクシングビジネスに当てはめると、
    課金ポイントがチケット、又は物販。
    その課金ポイントに向けて敷居を下げたサービスを提供する。
    例えば居酒屋に自分の宣伝のポスターを貼り、そこにQRコードを載せて、登録してくれた人になにかチケットを買いたくなる様なプレゼントをする。

  • 何気なく本屋で手に取った本だったが、とてもわかりやすく、勉強になった。
    普段は税務や財務の話ばかりに目がいってしまうが、ビジネスモデルと合わせて考えるハイブリッド思考の大切さに気付かされた。なぜならキャッシュを生み出すポイントがなければ、お金は稼げないのだから。

  • 様々なビジネスモデルを事例に取りつつ、作り方、考え方が学べますので、起業家、新製品を作ることを考えている人にはおすすめします。

  • 「ビジネスモデル」をストーリーで学ぶ本。
    ビジネスモデルってなに?という初心者の方にもストーリー仕立てで比較的分かりやすいと思う。他方、ビジネスモデルキャンバスを使ったことのある人にもより深くビジネスを考えるヒントになる。

    個人的には「顧客の活動チェーン」がカスタマージャーニーマップの抽象モデルとして一番参考になりました。

  • 良く耳にするものの、つかみどころのないビジネスモデルという考え方を、ストーリー仕立てで分かりやすく説明しています。また、ビジネスモデルの組み立て方を、実際の企業に当てはめて解説しています。コンサルタントや企業の経営企画部の方、起業をお考えの方などにとって、自身の考えをまとめるための取っ掛かりになるかと思います。

  • ストーリー仕立てで非常に分かりやすかった。
    特に大学生が実企業のビジネスモデルを端的に説明しているところは面白さもあって良い。

  • 小説形式で読み易く、フレームワークもわかりやすい

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著者プロフィール

川上 昌直(カワカミ マサナオ)
兵庫県立大学国際商経学部教授
1974年大阪府生まれ。福島大学経済学部准教授などを経て、2012年兵庫県立大学経営学部教授、学部再編により現職。博士(経営学)。「現場で使えるビジネスモデル」を体系づけ、実際の企業で「臨床」までを行う実践派の経営学者。専門はビジネスモデル、マネタイズ。初の単独著書『ビジネスモデルのグランドデザイン』(中央経済社)は、経営コンサルティングの規範的研究であるとして、日本公認会計士協会・第41回学術賞(MCS賞)を受賞。ビジネスの全体像を俯瞰する「ナインセルメソッド」は、規模や業種を問わずさまざまな企業で新規事業立案に用いられ、自身もアドバイザーとして関与している。また、講演活動や各種メディアを通してビジネスの面白さを発信している。他の著書に、『「つながり」の創りかた』(東洋経済新報社)、『ビジネスモデル思考法』『マネタイズ戦略』(以上、ダイヤモンド社)、『儲ける仕組みをつくるフレームワークの教科書』『課金ポイントを変える利益モデルの方程式』(以上、かんき出版)などがある。

「2021年 『収益多様化の戦略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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