戦略読書

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478065693

感想・レビュー・書評

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  • 読んでおいて損はない

  • 時期に合わせて本のジャンルのポートフォリオを変えていく。

  • 読書を始める前に、自分の読書を考える上で読んでおくべき入門書!
    今後の読書の指針にぜひ活かしてほしい(ちなみにこれ読んで小説熱が再燃して織り交ぜて読むようになりました)

  • 限られた時間をわざわざ読書に割くのであれば、どんな自分になりたいかを考えたうえで戦略的に読むことが不可欠である。

    どう戦略的に読めばいいのか、どんな本を読めばいいのかのヒントとなるブックカタログ的な側面もあり。
    (何冊か読みましたが、どれも読みごたえがあり大変面白かったです)

    「代わりはいくらでもいるもの…」というようなコモディティな人間にならないために戦略的に本を読んでみませんか?

  • コンサルっぽいフレームワークを活用した読書戦略本。新社会人とか学生が読むといいかも。

  • データ,インフォメーション,インサイト,コンセプトに示された知の構築法により,自身の頭が整理された.図書館借用.

  • 人は、その人が食べたものでできている
    とよく言われます。

    同じように、人の精神は
    その人が触れてきた考え方でできます。

    そして考え方に触れるためのひとつに
    読書があります。


    本日ご紹介する本は、
    読む本を戦略的にすることで
    自分を作る考え方を紹介した1冊。


    ポイントは
    「ステージ」


    「ステージ1」

    ビジネスの基礎を身につける。

    100%ビジネス系の本を読んで、
    セオリーを学ぶ。
    基礎ができると本を読むスピードは5倍になります。


    「ステージ2」

    ビジネスの基礎が身につけば、
    次は、一般常識からの離脱。

    ビジネス系非ビジネス系の本を1:1の割合で読む。
     何をビジネス系の強みにしたいのか?
     非ビズネス系で好きなジャンルは?
     自分をどんな存在にしたいのか?
    などを考えることが重要。


    「ステージ3」

    一般常識に囚われなくなれば、
    次は、新しい領域を切り開く。

    新奇なモノや教養分野の本を増やす。

    本の中から、
    常識が覆されたポイントや
    過去や他業界と比較して吐出するポイントなどを
    発見することが重要。

    ぜひ、読んでみてください。

    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    幅広いジャンルの本を読むことは、新しい発想を生み出すことにつながる
    戦略とは資源配分そのもの
    同じ情報でも何を読み取るかは自分次第
    読み方でなく、読め方の差が本当の差になる
    発想のためには、自分自身の視点にこだわらず、他人の視点を借りるのが早道
    T型人材になることで、幅広く他人の視点を借りられるようになる
    他者から学んでもそれについて自分なりに考えなくては身につかない
    思考とは広げることと絞ること
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    序章 戦略読書のススメ――読書には戦略が必要なのだ
    第1章 読書ポートフォリオ・シフト――セグメント管理で資源配分を変える
    第2章 セグメント別戦略読書――読み方を変えて効率的にリターンを得る
    楽章1 ボクたちは読んだものでできている――私的読書全史
    第3章 発見型読書法――5つの視点で5倍読み取る読め方革命
    第4章 知のオープン化――書斎と本棚と魔法の1冊
    楽章2 みんなと同じ本を読んではいけない――オリジナリティを育てる珠玉の12冊
    終章 知と行のサイクル――読書→思索・行動→発信→スキル
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 結構なボリューム
    社会人1年目、2年目~10年目と読む本を変える
    人気の本ばかり読んでいると皆と同じ考えになる
    1年で100冊
    コンサルティング
    おすすめ本が記載

  • 読書に戦略を、具体的にはビジネスとそれ以外、基本とそれ以外の4象限でのポートフォリオを作成し、状況に応じた配分移動を、百聞は一見にしかずにしかり、実践のための発信を、と言う本。具体的な書籍の紹介もあり、時宜に応じて読み返したいとも感じた。

  • 企業コンサルタントでビジネス書を出している著者による、読書法やお勧め本紹介の本。
    書かれている読書法は、読む本を効率的に選ぶために、ビジネス・非ビジネスの横軸と、基礎・応用新奇の縦軸の4象限(読書ポートフォリオ・マトリクス)で考える、というもの。具体的には以下の4分類をバランス良く読む(自分の場合)。

    1.ビジネス基礎(カメ)
    ・IT・生産管理・プロジェクト管理・論理思考に関する古典、ビジネス小説
    2.ビジネス応用(ウサギ)
    ・最新IT・ビジネススキル・ 企業事例・自己啓発書
    3.非ビジネス基礎(リュウ)
    ・小説(歴史・SF・文学古典)
    ・ノンフィクション(歴史・科学・教養)
    4.非ビジネス新奇(トリ)
    ・はやり物・人からのお勧め・書評から・本屋で偶然見つけた本

    ここまでストイックにならなくても、好きな本だけ読めば良いのではという考えもあるけど、一方で、知識・教養を広げたいという欲求が年々強くなっている自分もいる。なので今後は、これまであまり読んでいなかった、ビジネス書や、古典文学もたまには読んでいきたい。

    もう一つ、この本を読んで納得したことは、広い視点を持つ上で 、歴史小説とSF小説が特に重要だと述べている点。
    歴史小説は、過去に実際に生きた人たちの成功・失敗体験であり、組織管理・人心掌握・処世術・生き様などを追体験して自身の人生に活かすという考え方は昔からある。
    それに対し、SF小説は、未来に起こりうること。つまり、IT・医学の発達や、異星人・超能力者という地球一般人と違う価値観の存在、という"IF"を描くことにより、現代社会に生活して、その中だけを見ていたら気付きにくいことを浮き彫りにしてくれる。そんな効果があると、以前から思っていた。つまり、著者曰く、SF小説の名作は『ヒトやコトの本質を描いている』のだ。
    その「本質」を抽象化して、自分の思考の棚に保管しておき、仕事やプライベートで課題があった時にひっぱり出してきて道具として使う。そのために、SF小説の名作を大人ももっと読むべきだ、という意見に同意。
    つまり、歴史小説は「過去」、SF小説は「未来」というそれぞれの舞台を通して、頭の中の棚を豊かにしてくれる、対になる存在なのだ。みたいな、ここ数年間、僕が考えていたことを「腹落ち」させてくれた。

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著者プロフィール

金沢工業大学大学院 教授
1964年生まれ。87年東京大学理学部卒業。92年INSEAD卒業。経営学修士。87年ボストンコンサルティンググループ入社。96年アクセンチュア株式会社入社。アクセンチュア 戦略グループ エグゼクティブ・パートナーを経て現職。

「2023年 『マンガ ビジネスモデル全史〔新装合本版〕』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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