あなたの脳は変えられる 「やめられない! 」の神経ループから抜け出す方法
- ダイヤモンド社 (2018年9月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478102350
感想・レビュー・書評
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刺激→行動→報酬
主観的バイアスが形成され、依存症にまで発展するメカニズムを根本から解説してくれるので、依存と聞いて引っかかった自分には良書だった。
実践的なアクションとしてはRAIN、呼吸瞑想、慈悲の瞑想とこの三つがあげられる。
性欲が頭をもたげ、性器を触らせようとしたり、射精欲に駆られ、ポルノを視聴しようとするたびに、【それをした結果どうなる?】を思い浮かべる。
一瞬の快楽の後、疲労と眠気、後からは、また時間を無駄にしてしまった、エネルギーと活力を無駄にしてしまったと思うだけ。
やるべきことが残ってる現実が変わらないままの現実逃避をしがちな自分の指針にしていきたい。
難しい感覚ではなく、「力みも緊張も不安もない」状態を日常で再現し続けていけるよう、取り組む、詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2023/02に読了
この本を手に取るような人にとってはもうどこかで聞いたことのある話が多いかも。(この本が先駆者なのかな?)
ちょっと、エピソードや脇道が多すぎてエッセイみたいで自分は読みづらかった。。 -
自分から離れて内省するということ
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ブログにまとめました
https://conttogrow.com/cravingmind/ -
マインドフルネス、瞑想・・・について。
著者の個人的な経験とともに、これらを科学的に研究した結果がしめされている。
その分、理解するのはちょっと難しい。
心が、あちらこちらへさまよい出す。 -
人は常に何かすることを求めている。習慣は、刺激、行動、報酬て成り立っている。
いつもする、私達の行動について考えさせられる本だった。
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重い。読み終わったときの心地よさはすごい。
人間何かを常に求めてるんですね。
渇望。
なんだか何かが足りない。でも何が足りないかわからず、とにかく習慣と欲望に基づいて刺激、行動、報酬に従ってしまう。
何千年も前から人間進化してねぇなぁと思いながらも、現代は刺激が多すぎて生きるのが酷だなぁとも思ってしまう。
とにかく、今、今この瞬間、生まれて初めて行っている感覚、というのを忘れずに行動するしかないんじゃ。
変な考えが起こったら、
あら奥さんこんにちは、さようなら
と雲が流れるように、川が下るように、風が吹くように受け流すしかない。
んー、とても良い本でした。 -
3.4
苦の原因は渇愛
不快な心配事も快い空想もどちらも満足を求める渇望
興奮と幸福の取り違え
共感疲労に効果あり
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先端脳科学や依存症メカニズムを研究する著者が、人がSNSやタバコなどに「ハマる」原因を明らかにする。それとともに、どうすれば「やめられない! 」神経ループから抜け出す方法を、科学的根拠をもとに伝授する。
PART I 脳の「やめられない! 」はこうしてはじまる
01 脳の衝動に流されない方法――「したい」の波をサーフィンする
02 「いいね! 」に飢えた脳――SNS 中毒から解放されるには?
03 「自分」が頭から離れない! ――思い込み・主観性にとらわれる
04 雑念まみれの脳――過去・未来に振り回されなくなるには?
05 「反芻思考」が脳を疲労させる――思考のループをとめる方法
06 愛情中毒のニューロサイエンス――恋が人を狂わせるまで
PART II 自制心のある脳を手に入れる方法
07 脳を変えたければ「変えようとする」のをやめなさい
08 なぜ「嫌いな人」を何度も思い浮かべてしまうのか
09 「最高の集中」を手に入れるには?――瞑想とフロー状態
10 「しなやかな脳」をつくる瞑想の習慣――快感回路スパイラル