絶対内定2021 自己分析とキャリアデザインの描き方

  • ダイヤモンド社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (568ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478107867

感想・レビュー・書評

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  • 自己分析には良いけど、多少精神論感があるなぁと。

  • 杉村太郎氏が亡くなられて数年経つが、
    まだ出版されているんですね。
    氏とは、何度か面識があるので、
    氏のやりたかったことは、きっと壮大で、
    道半ばにして、病気を患い、それでも、
    夢を叶えようとした姿勢には感服する。

    絶対内定は、もはや日本の就活のバイブルと
    なっているが、この本がなぜ売れ続けているのか、
    よくわかる。
    日本の学生は、世界でもっとも自尊心が低く、
    また勉強もせず、大学時代を終える。
    多くの学生は、就活は、もちろん頑張るが、
    学業は、ほとんど頑張らない。

    日本の教育とは、受験勉強のための勉強で、
    本来の勉強とはかけ離れていることに精を出す。
    勉強の喜びを知らず、結局、就活しか頑張る手段を知らない。

    就活とは、いわば、如何に良い場所に所属するかの競争で、実は就活をやる前に、ほとんど結果は決まっている。大学のヒエラルキーが、ほぼ人気企業ランキングの偏差値にリンクするからだ。

    杉村太郎氏は、何とかして、この所属することが、
    人生の目的になっていることを変えたかったに違いない。

    自分を知ること。
    自分がやりたいこと。

    これを徹底的に考えさせられることは、
    有意義に違いないが、現実はそれほど甘くない。

    日本企業自体が、完全にグローバル競争に負け、
    結局、日本市場でしのぎを削ることになってしまった。また、日本市場が、完全に下り坂で、超高齢化、少子化、人口減少など、先進諸国があまり経験したことがない問題で、混乱の渦にある。

    自分を知るのは、多くの未知を経験し、
    困難な問題にぶち当たり、問題提起を繰り返し、
    真っ暗闇の中で、行わないとよくわからない。

    シートにしたがって演習を行ったり、
    コーチングスキルでわかることでは決してない。

    氏は、おそらく日本のリーダーになりたかったんだと思う。その仲間を、絶対内定の手法を使って、
    見つけたかったんだと思う。

    この手法は、受験エリートには、殊更響くと思う。
    ただ、これは一種の対処療法で、結局は、組織に呑み込まれ、組織の論理で、動くようになってしまうのが、日本の深い深い問題だと思う。

    本当の就活をやりたいなら、
    この本は、参考にならないだろう。
    死ぬ気で論文を書いたり、死ぬ気で人を愛したり、
    死ぬ気で自分を愛して人間には、あまり必要とされない。プリンシプルを持った人間になって欲しいと杉村太郎氏は、思ったかもしれないが、これは、
    日本の多くの学生には、絶望的に困難だと思う。
    結局は、勤め人や、サラリーマンになったら、
    決してプリンシプルなど持てないわけだから。

  • 就活に対する自己啓発本と思って読んだ。

    最終面接で2度落選し、自己分析が足りないと感じて読み込んだ。

    内容は「我求」と呼ばれる過去の自分が行ったことに対する意味づけ的役割が強かった。
    自分が漠然と考え行動していたことに言葉を付するのは難しい作業だった。
    しかし、この作業を行うことで過去の自分に自信を持ち、少しずつ落選のショックから立ち直ることも出来た。

    やりこんだのは2ヶ月ほど前だが、今思い出したので記録しておく。

  • 2年の終盤にさしかかり、自己分析の必要性を痛感。とりあえずこの1週間ちょっと、取り組んでみた。

    自分は、明確な目的意識を持ってないと、「これなんの意味があんねん」とか言ってケチをつけたがる性格で、そんなトップダウン型の人に、自己分析は強力な武器になると思う。

    1週間そこそこ時間を費やしたけど、自分と向き合うのって結構疲れるわ。それでもワークシートの部分はまだ半分も終わってない。。うむ。
    きっと自己分析とか、自分はどんな人間か?っていう問いは生涯をかけて答えていくものだよね。だからこれから焦らずに少しずつ進めていきたい。

    自己分析を始めてから、日常を見る目が少しづつ変化しているのを感じる。自分でも知らない自分に気づいたりして楽しい。いつかは、自分と向き合うだけじゃなくて、友達と話ながらお互いの印象とかを赤裸々に語りあいたいなあ。

  • 自己分析をするのにいいきっかけにはなるけど全員が全員全てのシートを埋められるかなぁ…
    自己啓発的な内容も書かれていた

  • 社会、面接官側は正しく、学生側は甘えている、間違ってる。
    その価値観には辟易としたが、それを加味しても良い本だった。

    就活というゲームで闘っていくためには、ゲームメイカーがどんな価値観を持っているか知っておく必要がある。
    見た目、内容、OB訪問...など難関企業に内定していく学生は、このゲームのシステムに最適化されている。
    私達がこのシステムに組み込まれて闘うにあたって、この本に書いてある知識は役立つと思う。

  • よい

  • 本当は読んでない。
    新卒向けの本。

  • 請求記号 336.42/Z 3/2021

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著者プロフィール

杉村太郎(すぎむら・たろう) (株)ジャパンビジネスラボ創業者、我究館、プレゼンス創業者・元会長。 1963年東京都生まれ。慶應義塾大学理工学部管理工学科卒。米国ハーバード大学ケネディ行政大学院修了(MPA)。87年、住友商事入社。損害保険会社に転職し、経営戦略と人材育成・採用を担当。90年、シャインズを結成し、『私の彼はサラリーマン』でCDデビュー。 92年、(株)ジャパンビジネスラボ及び「我究館」を設立。就職活動に初めて“キャリアデザイン”の概念を導入し、独自の人材育成「我究(がきゅう)」を展開。94年『絶対内定95』を上梓。97年、我究館社会人校を開校。2001年、TOEIC(R)/TOEFL(R)/英会話/中国語コーチングスクール「プレゼンス」を設立。08年にハーバード大学ウェザーヘッド国際問題研究所客員研究員に就任、日米の雇用・教育問題と政策について研究。11年8月急逝。 著書は「絶対内定」シリーズ、『新TOEIC(R)テスト900点 新TOEFL(R)テスト100点への王道』(共にダイヤモンド社)等。
藤本健司(ふじもと・けんじ)
我究館館長。

「2023年 『絶対内定2025 面接の質問』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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