父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478108192

感想・レビュー・書評

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  • 投資家ブロガーが、10代の娘に向けた書いた本。
    本書タイトルの通り「自由に生きるため」の
    お金の考え方を簡潔にまとめており、読みやすい。


    本書では、3つを大原則を守りながら投資資産を築き、
    バンガード社のインデックスファンド運用を薦める。

    「 1.借金はしない
         2.支出は収入より少なく
             3.余裕資金は投資 」

    私自身もバンガード社のインデックスファンドを
    中心とした投資を行なっているので、
    本書を読んで今の投資スタイルで良いのかなと
    再確認することができた。


    本書で触れられている投資の際の心掛け

    「すべての卵を1つのかごに入れて、
               そのことを忘れましょう」

    を肝に銘じて、短期の変動にあくせくしない
    長期目線の投資でじっくり資産を築いていきたい。


    給与収入だけではない資産の築き方、老後を見据えた
    資産の作り方を考えるきっかけとなる本なので、
    お金とのつきあい方に見通しがない人や
    投資にハードルのある人は手にしてみると良いかと。

    私自身もお金に縛られないために、
    お金について勉強し、行動していきたい。

  • 兄貴から教えてもらった著書。

    大概のことはすでに勉強済みで
    目新しさはあんまりなかった。
    僕自身も経費率が圧倒的に安い
    バンガード社への投資を行っている。

    意外性だったのが、
    ドルコスト平均法
    よりも一括で仕込んだほうが
    利益が上がるということ。

    たしかに長期目線でみると
    アメリカのs&p500は
    右肩上がりで上昇している。

    でも資産を一括
    つぎ込むのは、資産が減ってしまうのでは
    という貧乏思考に陥り
    嫌な気持ちになりました笑

    株式だけではなく、
    債権等ポートフォリオを組めば
    いいのかもしれないが、
    でもリスクは高くてもいいという
    矛盾が自分の中にある…

    自分は投資家ではなく、
    単なるギャンブラーなのかとも…

    内省しました。

  • ○会社に縛られないお金の稼ぎ方
    ○投資額の4%利回りで生きられるようになれば自由
    ○アクティブ運用よりインデックス運用
    ○高い手数料は意味ない
    ○ファンドはお客の為でなく、ファンドや自分にとって最適な投資を選ぶ。投資は結局自分でやるべき。

    投資の基本的な考え方が学べると思えた一冊。

  • 1.FIしたい
    50歳で1億円貯める

    2.著者が娘さんに対して、金融知識をつけてほしいという願いをもって話していたが、娘さんに飽きられてしまい、自身のブログで発信していることをまとめた本となっています。
    本書では、バンガード社に対して絶対的な信頼を置き、同社のVTSAXを軸にした資産配分をすれば問題ないと言いきっています。著者がアクティブファンドに手を出して失敗した経験や、運用会社とは何か?ということも書かれています。理論的なことを話しているので、難しいこともありますが、とても面白く読めます。

    3.バンガードの投資信託は持っているので、このまま継続すればいいなと思いました。アメリカ人が書いていることもあり、トリニティスタディなどの理論的な話もしていたので、正直、全てを理解したわけではありません。ですので、P190あたりはわかりにくかったので、もう一度読み直してみます。

  • 基本的にアメリカでの投資について書いてある本です。
    バンガード社で、インデックス投資をすべきということをとても推しています。
    考え方はよくわかりましたが、自分はあまり参考にはなりませんでした。

    長い目でみて投資を行うこと、大きな下落は必ずやってきてそこで慌てないこと、借金はしない、余裕資金を投資に回す、など納得できるところもありました。

  • 現段階で、自分にとってとても価値の高い内容だった。
    投資単位や種類がアメリカのものなのでイメージが沸かないが、投資へのスタンスには強く共感する。

  • うーん、なんだか全体的に上から目線な感じを受けてしまうのは私だけ?
    この内容なら別の本読んだ方がいいかな。言ってる内容は王道の米国株投資。同じことの繰り返しっていう感じもある。

  • 【お金は自由を得るために必要】
    株価の上がり下がりはどれほど時間をかけて研究しても、当てることはできません。
    現に勝ち続けている人は世界にひとりぐらいです。

    世界経済は右肩上がりに成長していくということを信じて、そこにかけるしかないのです。
    世界全体に投資をし、長期(20年以上)で保有するのです。
    だれでもそれなりの富を築くことができます。
    しかも、ほったらかしです。

    お金で買える最も価値のあるものは「自由」です。
    すばらしい!

  • 金融。投資。
    一言で、インデックス投資の良さを紹介する本。
    シンプルで、堅苦しすぎず、読みやすい。
    紹介されるエピソードも面白く、単純に読んでいて楽しかった。
    内容もとても役立つ。
    一番印象的だったのは、19章での投資家からの質問。
    これだけファイナンシャルリテラシーのある若者と、ここまで金融教育に積極的な祖父母が、日本にどれだけいるのか?
    何世代にも及ぶ、国全体としてのファイナンシャルリテラシーの格差に衝撃を受けた。

  • 1.持っている課題と、この本を読んだ理由--------------------------------
    【課題】投資信託は既に実施している状態ではあるが、現状・展望と書籍で比較し課題を発見したかったから。
    【呼んだ理由】様々な投資家さんたちが推薦されていたから。

    2.得た知識・気づき----------------------------------------------------
    ★・国際的なファンド(全世界)が好みであったが、書籍内の米国集中の内容について①~③の理由がしっくりきた。

    3.ひらめき・アクション------------------------------------------------
    ・これから起きる暴落を経験した際は、下の「▼相場の動きに流されない心持ち」を再読しそもそも論を思い出して心を落ち着かせよう。

    4.新たに持った疑問----------------------------------------------------
    ・資産を蓄えた後の話と認識しているからか、まだ債券について熱が入らずそこまで理解できていないな。。


    5. 以下メモ------------------------------------------------------------
    ▼株式
    ・バフェットは投資のことを「事業を所有している」という。ある事業の株価が下がっても「それでも自分が所有している事業の価値はまったく変わっていない」と。企業が健全である限り、株価の変動は重要ではありません。
    ・株式がインフレをかなりうまくヘッジしてくれます。株式を所有するのはビジネスを保有することです。インフレによって、企業の資産価値は上昇し、通貨の価値の減少を補ってくれます。
    ・仕事をやめようと決断したら、債券の投資を加えましょう。債券の割合が増えれば、資産の成長スピードは遅くなりますが、道のりはなだらかになります。

    ▼現金
    ・現金は定期的に発生する費用をまかない、緊急時の対応にも役立ちます。デフレのときは現金が強みを発揮します。デフレでモノの価格が下がれば、同じ金額の現金でより多く買うことができます。しかし、インフレになると現金の価値は損なわれます

    ▼インデックス投資
    ★・もう一度ここで明確にしておきます。私がインデックス投資が良いと思う理由は、そのほうが簡単だからではありません(実際には簡単だが)。理由は、インデックス投資が他の選択肢よりも有効で、資産を増やしてくれるからです。
    ・あなたはできるだけ早く「会社にしばられないお金」を築こうとしているのです。史上最も優れた実績を上げている株式に集中投資しなくてどうするのですか。
     旧:「すべての卵を1つのかごにいれてはいけない」
     旧:「すべての卵を1つのかごに入れて、そのかごを注意して見張りなさい」※上の変化形
     上の旧2つは忘れてください
     ★新:「すべての卵を1つのかごに入れて、そのことを忘れましょう」
       ⇒投資では保有している資産を見張り、いじくりまわすようなことをするほどうまくいかなくなります。かごにたくさん詰め込んだら一旦それについて考えるのはやめましょう。目を覚ましたら、お金持ちになっていますよ。

    ▼国際的なファンド
    ・除外する3つの理由
     ①追加的なリスク (通貨リスク、為替変動、会計リスク(新興国などは会計基準が整備されていない))
     ②追加的なコスト (国内ファンドより経費率が高い)
     ★③すでにその部分はカバーされている。 (国際的なファンドを所持する理由はアメリカに依存したくないという事でしょう。そしてアメリカ以外の投資商品の成長を楽しみたいということだと思います。しかし実はその部分は既にカバーされている。アメリカの上位500社はどこも国際的に事業を展開していて、売り上げや利益の過半を海外であげている企業がほとんどです。これらの企業は海外の市場の成長としっかりつながっています。また、国際的な市場間の連関は強まるばかり。)

    ▼相場の動きに流されない心持ち
    ・株式市場はずっと上がり続けています。20年後の市場は今よりも高くなっていると断言できる。しかし、2,3年後にどうなるかは、何もわかりません。問題はここです。はっきり言って自分がどの段階にいるのかを知る方法はありません。
    ★・市場は激しく変動するものです。暴落や下方修正はごく普通の出来事です。それは世界の終わりなどではなく、市場が上昇を続けることが終わるものではありません。どれもそうていされたプロセスを構成する部分なのです。
    ・60年の間には投資した資金が半額になってしまう経験をあなたは何度かするだろうということです。保証できます、半額にならなくて、苦難に直面することは数多くあるでしょう。楽しいとは言えないありさまですがそれが株式市場です。市場の下落は、ゲームを楽しむために参加者全員が払わなくてはならない対価なのです。
    ・大暴落が25年ごとに訪れるだろう。大切なのはそれは世界の終わりではない、プロセスの一部に過ぎない。
    ★・過去のグラフを見て気づく事
     ①災害は次々と襲ってきますが、市場はいつもそれを乗り越えて、さらに高く上昇していきます。
     ②しかし、道は平坦ではありません。
     ③ときどき、とてもひどい出来事があります。

    ▼その他
    ・学生ローンについて、自分の意思で借りた借入金はきちんと返済すべきです。しかし、経済の知識など持っていない17歳や18歳の若者たちに、ほとんど自動的に重荷を負わすることについては深く考えさせられます。年季奉公の奴隷になる世代を生み出しているのです。
    ★・「知恵は経験を通して得られる。経験は、しばしば知恵の欠如が生む結果である」(テリー・プラチェット)
    ・あなたが破産に追い込まれ、泣き叫ぶことになる詐欺は、上手に隠されています。細かい字で書かれた契約書の細則の奥底に潜んでいます。
    ・手紙を送ってきた詐欺師の手口は逆ピラミッド。半分ずつ外した回答を送った顧客を除外していき最後まで回答を的中した状態の顧客をだます。
    ★・ぜひやりたいと思うのなら家を買う事。自宅を所有するのは投資ではない。お金のかかる道楽です。十分なお金があって、あなたの望むライフスタイルの変更に意味があると思うようになってから、買えばよいでしょう。

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