「しなくていいこと」を決めると、人生が一気にラクになる 精神科医が教える「生きづらさ」を減らすコツ

著者 :
  • ダイヤモンド社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478112571

作品紹介・あらすじ

もうがんばらなくて大丈夫。
気の乗らない飲み会→行かなくていい/片付けが嫌い→しなくていい
すぐ体調不良になる→環境を変える/挨拶が苦手→通りすがりに靴を見る

『プロフェッショナル 仕事の流儀』出演で話題!
キャリア30年以上の精神科医が贈る、
「思い込み」を外し、自分らしく生きるための最強戦略

感想・レビュー・書評

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  • はるかに複雑な日々の現実のなかでは難しいなぁと思う。簡単にはいかないとも思う。いつか役に立つことがあればいいなと思った。

  • 発達障害の傾向を持つ人の生きづらさ対策について書かれた本かな。
    自分自身も発達障害といえるほどではないが、いわゆる空気が読めないタイプなので、生きづらさを感じていた。
    本書はそういった読者にライフハックを提供している。大半は類書と重なる内容だが、ところどころで「誰かに言ってほしかった言葉」が散りばめられており、その一言を得るだけでも価値がある。

    「協調性よりルールを優先しよう」という一言で救われた気持ちになれた。人間関係で空気が読めずに行動に迷ったらこの言葉を唱えたいと思う。

    「協調性よりルールを優先しよう」

  • 四章が大事、日常生活でできる範囲のことを見極めるのも大事なのどなと。
    でも無理でも無理しちゃうのが問題なんだよな、でその断り方とか考え方の変え方とかも載ってる。

  • グレーゾーンへの対応としても良書。

    備忘録
    ・「自分はこういう理由でこれをしない」と決めたら、それをルールとして淡々と実行していく。そうすれば周りからの理解を得やすくなる。「できないけど相手によっては無理して飲む」といった形で曖昧な対応をしていると、結局「付き合いが良い悪い」と言う話になる。
    ・自立スキルを高めるには、自分の得意不得意をよく理解しておくこと。できないことをできないと周りに伝え、それにより周りから協力を得られた、疲れにくくなった等の成功体験を積み重ねていくことで自己肯定感が高まる。
    ソーシャルスキルとは社会性。ルールを守ることと他の人に相談できること。
    ・スケジュール管理が苦手な場合、予定通りにいかない前提でTo Doの数を出来る限り絞る。
    ・いつも苦手なことを後回しにしてしまう場合、気分を優先して、最後に間に合わせる。優先順位を考えずに、やりたい事から手をつけて行った方が仕事のスピードが上がり、結果的に苦手なことも早く終わったりする。お尻をたたいてくれる人を探すことも有効。
    ・仕事のしすぎで倒れそうな場合、明日できる事は今日やらない。健康維持しながら安定して仕事を進めるためには、ペース配分を考える。
    ・やりたい事を減らしない人には、「ファン・デューティー・バランス」(楽しいこと、やりたいこと⇄義務、やるべきこと)という考え方。やりたい事を減らさない人は、義務感でやっていることがあまりにも多くなりすぎると、メンタルヘルス損なう可能性が高くなる。まずはやりたいことをやる。やるべきことを増やしすぎてやりたいことを削る事は極力避ける。睡眠の時間もなるべく確保。身の回りの事はやっておくに越したことがないが毎日全てきちんとやらなくても何とかなる。できないことできないと言っていい。
    ・寝不足を解消したいなら、やりたいことを気するのではなく、やるべきことの中からやらなくてもいいことを見つけその時間を削る。体力の問題がなく、仕事にも支障がなければ気分良く過ごせれば良い。


  • やりたいこと、って言われても、実はやるべきこと、な私。
    しなくていいこと、を考えたら、やりたいこと、見つかるかなー

    乳幼児は安心するために保護者のそばにいる。安全基地とみなすことを、アタッチメント、という。
    保護者の反応をみて、その行動が安全かどうか判断するのを、ソーシャルレファレンスという
    過剰な要求や過剰な評価は、人目を気にするようになる。嫌われたらどんな実損があるか?嫌われても仕事に影響なければ大丈夫。

    完璧じゃなくていい、ひとりでやらなくてもいい、のはそれはそうだけど、実際、仕事でできないことを手放すのは簡単ではないなぁと思う。

    大事なものの位置がわかればいい
    仕事を断れないなら、どちらが優先か聞いてみる

    日本のお経とカトリックの説法?の違いは、おもしろい。確かに、聞き流すことにも価値があると思われている日本。

    清潔ならおしゃれじゃなくていい

    不安症 ストレスが慢性化し、将来にいいイメージを持てない。

    世の中のあるべき、ではなくて、自分の中で、これでいいんだ、と思えるポイントを探す。歯磨きしない、ってのは極論だけど、(清潔じゃないし)必要だと体感するのは大事かも。

    しなくていいことを決める、というか、自分の中で、譲れないこと、価値観を見つめてみがいていくことなのかな。

  • 本書にて、「ファン・デューティ・バランス」という考えを初めて知りました。
    楽しみと義務のバランス。
    これから意識してみよう、と思います。

  • そうなんですよね。どうしても「べき」が先に来てしまう。もっと割り切っても良いと言うか、そもそもキャパ超えなんですよね。

  • ルール第一

  • 題名通り、「しなくていいこと」を辞めると人生が楽になることを例を挙げながら書かれている本。

    発達障害と診断されないまでも、特性をもって生きている人にとって、他の人が普通にできることができずに苦痛に感じることもある。自分が「しなければならない」と思っていることは、本当にしなければならないことなのか?考えるきっかけになる人もいると思う。

    〜心に残ったフレーズ〜
    「協調性」よりも「ルール」を優先しよう。

  • 読んでみて、これまで私は人の評価を気にして「しなくてもいいこと」を一生懸命やってきてたんだなぁと思い返してました。仕事やプライベートで何をすべきで、何をしなくてもいいことなのか、わかりやすく教えてもらえる一冊です。

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著者プロフィール

信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授。東京大学医学部医学科、東京大学附属病院、国立精神・神経センター武蔵病院、横浜市総合リハビリテーションセンター、山梨県立こころの発達総合支援センター所長、信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長を経て、2018年より現職。博士(医学)

「2020年 『障害者・障害児心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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