「リスク感度」の高いリーダーが成功を重ねる (Harvard Business Review Anthology)
- ダイヤモンド社 (2005年11月5日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478375051
感想・レビュー・書評
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「飛行機が会社ビルにぶつかった」、「重要内部情報が漏洩」、「腐ったものを売った」、「従業員が誘拐された」、「コンプライアンス違反がマスコミに攻撃された」等企業を取り巻くリスクはピンからキリまで、さまざまなものがある。このようなリスクに対し、経営者ができることできないこと、感受せざるを得ないリスク、リスク発生時にどのような手段をとるべきかなどが多岐に渡り解説されている。私は経営者でないのでいまいちピンと来ないが、世界貿易ビルに入っていたある会社が「テロによる飛行機のビルへの衝突」対策をしていて、そのため911に遭遇したものの数人の犠牲者を出した程度の被害にとどめたという事実を突きつけられると、このような対策も時には重要になるのだろう。 とはいえ、リスク対策にはコストが必要である。したがって、リスクの期待値コストを見積もり、対策コストとの対比を行い、防御するか感受するを決定するようなプロセスが必要であると思われるが、それに対しての記述がないことが残念である。
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