新版 ファイナンシャル・マネジメント ― 企業財務の理論と実践
- ダイヤモンド社 (2002年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478470596
作品紹介・あらすじ
ハーバード大学をはじめ米国の主要大学のMBAコースで使用されているファイナンスの必読書。最新改訂版の完訳。
感想・レビュー・書評
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済
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ファイナンスの指定教科書。結構分かりやすいが持ちあるくと重い。
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各章がストーリーに沿った形で展開されていて、高度な内容も分かりやすく解説されています。章末の問題も理解を深めるのに役立つと思います。翻訳の質も非常に高いと感じました。
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ファイナンスの名著。
財務比率分析から、投資評価、リアルオプションまで幅広い内容を簡潔に説明している。
巻末問題に回答案があるのも良い。 -
職場の先輩に勧められ、読んだ本。
ハーバード等の有名大学でファイナンス理論の授業の際に使用される本だそうです。
評判が良いだけあって、幅広いトピックを簡潔に要点を絞って説明してくれています。
和訳本だから仕方ないんでしょうけど、この内容の割にはちょっとページ数が多すぎて全部読むのは苦痛。 -
ファイナンスの基本的な内容がわかりやすく書いてあります。
事例は海外中心のため、イメージは沸きにくいかもしれません。
ページ数は比較的多いほうですが、読みやすい内容でした。 -
財務知識を使って経営センスを磨きたい
POINT
ROEは売上高利益率、総資産回転率、財務レバレッジに分解
企業の持続可能な成長チルはROE×内部保留率で算出
現在価値の概念を学べば、投資案件の採算分析も可能に -
予測財務を策定する際に活用
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ファイナンスの初学者向け(要は私向け)の書籍としては、かなり良い部類に入るのではないかと思う。だって、ファイナンスを知らなかった私でも理解できたし:P
ブリーリー・マイヤーズはちょっと・・・という方は、このあたりから読み進めていけば、ちょっとはとっつきやすくなるのではないかと。あと、初学者向けには「道具としてのファイナンス」もお勧めらしい(私は持っていないけど、周りの評判は結構良い)。
本書がカバーしている範囲は、財務諸表の解釈(第1章)から財務予測(第3章)、財務構成の決定(第4章)、DCF法(第5章)、感度分析(第6章)をやって、事業価値評価(第7章)まで。かなり範囲は限定されているが、基礎となるところは押さえられているし、記述が分かりやすいので、独学向けとしてもいいんじゃないかと思う。MBAのファイナンスの教科書としてはちょっと物足りないけど、ちゃんと勉強したければ他の教科書を読んでくれ、という感じか。
で、なんで今更(?)この本のレビューを書いているかというと、ブックオフでこの本の古本が105円で売っていて、つい買ってしまったから。私が入手したのは第4版(1996年)。2002年に新版が出ているらしいが、新版はもっと内容が充実しているのかも知れない(厚みも増したようだし)。でもいくら旧版とはいえ、この本が105円とはお買い得だったなあ。 -
著者は、ロバート氏である。スタンフォード卒ーハーバード院でMBA、さらに
スタンフォに戻ってPh.D.って感じのなかなかの経歴。
そして、現在はワシントン大学のファイナンスの教授。
内容は、まぁ実務書っていうかファイナンスの初歩をこれでもかってくらい
分かりやすく書いた内容になっている。値段は高い、分厚い、これだけで
ちょっと買うのをためらってしまうが、買って損がない事は始めに言っておく。
(※初心者にとってはって事)
しかし、あくまで本書は初心者用にある程度詳細を犠牲にして説明されている。
例えば、投下資本=有利子負債と自己資本って事になっているけど、なんで?
その事業に使ったとは言えないじゃん。って事には答える術は容易してない。
まぁ、それは他書で学べばいいんだけどね。しかも、投下資本なんて厳密に言えば、
その企業に入らなければわからん(笑)
ロジックはロジック、業務はもっとアバウトでいいからさくっとNPVを出す。
そういった需要には、きっと応えられる内容になっていると思うし、個人的には、
多くの気づきを得られたので、◎を与えたいと思う。
ただ、リアル・オプションの話までは出てこないので、そこは残念かもなぁ。
でも、それを差し引いても良書。
ファイナンスをじっくり学びたい人。
とってもお薦め。