コーチング―言葉と信念の魔術

著者 :
  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478720219

感想・レビュー・書評

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  • 「自分の部下を信頼できない」
    僕が研修でわかったことです
    人に任せることができてないんやと思います
    自分でやる方が早いのではなくて安心してるんやなと
    部下の能力を把握して
    道筋を示して
    リスクを取る
    自分ができてない課題が見えました。
    よくわからない問題が起きたら自分の知識経験の中から解決策を出して自分でやって60点から80点を目指してきました。
    でも役職が上がると自分でなんでもやることはできない。
    人に任せることがいかに大切かということです。

    「チャンスはどんな形でやってくるかわからない。だからこそ常に真面目に生きる」
    三冠王取った著者でも運の大切さを感じてるんやなと思いました。
    やるだけのことをやったらあとは運を天に任せる感じなんでしょうか。
    とにかく人事を尽くしたと言えるまでは努力したいです。


  • やはり、意外と冷静な行動分析がされていたのだと感じた。
    ただし、プロの大人向けの本だったので、こども向けに対して
    探していた情報とは、ちょっとズレていた。(当たり前か)


    ○バッティングフォーム
    私の分析では、模倣したフォームは、10時間に1,000回ならできるが
    2時間に1,000回(7.2秒に1回)以上となれば、自分のフォームになってくる

    ○練習時間
    集中していれば、アッという間
    終ったときに、「何だ、もうこんな時間になっていたのか」となる。
    練習方法のどこかに欠点や間違いがあったから、第一線にでられなかったはずである

    ○監督の思考
    良い指導者は、必ずマイナス思考。
    長嶋監督も、必ず、悪くなったときのことがまず最初にアタマに登る

    ○主体は選手
    何本か打たせて
    落合「ちょっと、こうやって打ってみてくれる?」
    落合「やっぱり違うかな。悪いけど、今度はこういうふうに打ってみて」
    落合「どう?」
    選手「こっちのほうがやりやすい」
    落合「そうか。それじゃ、そのうち方でやってみよう」

    ○失敗させろ
    こどもに「宿題はしたのか」「時間割は調べたか」などと
    口うるさく言う必要はないだろう。
    教科書もなしに授業を受ける失敗をすれば、「次からは忘れないように」
    自分で心がける

    ○人を育てるのはデリケート
    指導者は、最終的にやるのは、本人であるということを忘れてはならない。

  • 目新しいことがないと思えるくらいすごく真っ当な考えが述べられている。こういうことを野球の文脈でやってきて、結果としてあれだけの成績を残した落合さんという人が本当に凄く思える。決して野球の話だけではなく、あらゆる人に通ずる重要なメッセージだと思う。

  • 落合博満氏の考えるコーチングについて書かれた本。
    サブタイトルにあるように、コーチングにおいて重要な要素を、
    掛ける言葉と、強い信念の重要さを挙げている。
    自身の実体験を下に書かれた内容はその納得感も高い。

    「俺流」とも言われたように、自分のやり方を貫く姿勢のイメージが強いが、
    本書を読むとそのバックボーンとなる考え方がよく理解でき、
    「俺流」が極めてまともな考え方に則ったキチンとしたものであると分かる。

    野球に限らず、ビジネスにおいても使える内容である本書。
    マネージャーにもお奨めできる1冊。

  • 感想はすごくよかった!

    想像以上というか、この本を読んで落合さんが誰と一番向き合ってコーチングをしていたのかよくわかります。

    ボクの中でなんとなくイメージが悪かった落合監督なんですが、外にアピールすることではなく、選手と向き合うことを一番と決めていたことに感動しました。だからボクの方はこれまでそんなイメージを持っていたのかもしれません。

    誰のために?
    徹底した姿があの形になったのだと思います。選手それぞれの特性を尊重しつつ•••任す側も、任される側にもすごい信頼関係。

    『言うは易し行うが難し』

    基本の基本でありながらまた改めて感慨深く考えさせられます!

    コーチングされている方はぜひぜひ読んでみてください(^-^)/

  • 落合の指導者としての才覚が、随所にみてとれる。
    落合の行動には必ず理由があることに気づけた。

  • 落合氏が監督を退任された後のタイミングでこの本を読んだのですが、当時から殆ど考えのブレもないことが感じ取れ、見通しの鋭さに驚きを禁じえませんでした。
    個人的に、打撃の最適解は個人個人で違うからおいそれと指導できないという旨の主張については異論があるので、★4つとしました。
    ただ、リーダーの考え方として、組織の在り方として、プロ野球団のみならず、一般の社会人でも示唆を得られるような考え方が随所に散りばめられていて、読んで良かったと素直に思える本だったと思います。

  • 2001年に出版された本。
    ということは、落合監督になる前に執筆されたものである。

    コーチ、指導者、選手、部下。
    野球を通じて教える側と教えられる側を経験した著者の経験談や自己分析内容などを独特の言い回しで(平たくいうと、実直に)綴られている。

    んー。
    なんというか。

    意外と繊細でマメな方なんだなと、読み終わって感じた。

  • 「采配」が面白かったので、読んでみた。教える側だけでなく、学ぶ側にも読んでもらいたいと思った。
    自分にとっては、「良いコーチ」と言われたいのか、それとも「良いコーチ」になりたいのか、という言葉が一番響いた。

  •  『采配』(http://booklog.jp/users/tomiyadaisuke/archives/1/4478016267)が面白かったので、近所の図書館にあった本書も読んでみました。
     コアの部分でかなりのところが重なるので、また、読んだ時期が立て続けだったのもあり『采配』ほどのインパクトはなかったが、落合博満という人の考え方をじっくり知ることが出来たように思います。

     本書でも、「いかに選手自身に考えさせ、気づかせるか」というコーチングの根幹は繰り返し説かれています。
     著者自身、常にそれを実践してきたわけですが、著者が繰り返し力説してしまうほど、ほとんどの人はこれができていないと言うことでしょう。人間、どうしてもわかりやすい結果や正解といった「楽な方」に飛びつきがちです。が、結果や正解だけ得ても人間は成長しないし、何より充実感がないんですよね。そういう自分を省みるとき、著者の生き方はカッコ良く映りますし、著者の言葉には耳が痛いこともあります。

     後半、著者のプロフェッション論も少し出てきますが、「オレ流」を自分勝手か何かと思っている人には是非一読し、誤解を解いて欲しいと思いました。
     プロとして自立し、その名に恥じない技術を磨き続ける。そして、その磨き上げた技術を提供することでチームに貢献する。
     と同時に、自分がチームから何を要求されているのかを常に把握し、それに応えられるよう全力を尽くす(例えば、チーム事情で守備位置の変更を求められれば応じる、など)。そして、どこからも必要とされなければ潔く終わる覚悟を持つ。
     ここまで責任と覚悟をもって仕事に臨んでいた著者を自分勝手と評するのは、あまりに皮相的な評価ではないか、と思ってしまいます。

     非常に得るところが大きい本でした。しばらくしたらまた読み直したい一冊です。

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