成長の限界 人類の選択

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478871058

感想・レビュー・書評

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  • 国際協力を志すものとして一度は読もうと思っていたこの本。

    意気込んで読み始めたのだが、図書館の貸し出し期限内に読みきれず途中までで終わってしまった。
    時間ができたらまた借りて、今度こそは最後まで読もう。

  •  
    ── メドウズ&ランダース/枝廣 淳子・訳
    《成長の限界 ~ 人類の選択 20050311 ダイヤモンド社》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4478871051
     
     Meadows, Dennis 19420607 America /環境学、システム力学。
    /ニューハンプシャ―大学システム政策学の名誉教授
     Randers, Jorgen 1945‥‥ Nolway ノルウェービジネススクール教授
     
    …… ローマクラブが資源と地球の有限性に着目し、マサチューセッツ
    工科大学のデニス・メドウズを主査とする国際チームに委託して、シス
    テムダイナミクスの手法を使用してとりまとめた研究で、1972年に発表
    された。「人口増加や環境汚染などの現在の傾向が続けば、100年以内
    に地球上の成長は限界に達する」と警鐘を鳴らしている。
     有名な文として
    「人は幾何学級数的に増加するが、食料は算術級数的にしか増加しない」
    とある。これは時系列で考えると「人は子供が生まれてその子供がまた
    子供を生むので「掛け算」で増えていくのに対し、食料はある土地では
    年に1回それも同じ量しか生産出来ない、つまり「足し算」になるという
    概念に基づく(この文はもともとはマルサスの『人口論』による)。
     なおマルサスが論じた時点では肥料は伝統的な有機質肥料が中心であ
    り、単位面積あたりの農作物の量に限界から農作物の量が人口増加に追
    いつかず、人類は常に貧困に悩まされるという現象は自明であったが、
    1900年以降にハーバー・ボッシュ法などで化学肥料が安定供給されたこ
    とにより克服された(Wikipedia)。
     
     武田 邦彦《現代エネルギー戦略!ファンチャンネル&為になる話》
    https://www.youtube.com/watch?v=GkSUY-NBGH4(20170321 1:34:17)
     
    ── カーソン/青樹 簗一・訳《沈黙の春 ~ 生と死の妙薬 1964-19740220 新潮文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4102074015
     
    ── 《Silent Spring 1962‥‥ America》
    ♀Carson, Rachel Louise 19070527 America 19640414 56 /
     
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20071015
    ── 幻の処女作《わたしたちの美しい川 1961》につづいて、
    《わたしたちの美しい海 1962》《わたしたちの美しい空 1963》。
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%A1%D4%A4%EF%A4%BF%A4%B7%A4%BF%A4%C1%A4%CE%C8%FE%A4%B7%A4%A4
     
    (20191014)
     

  • 農業革命は前進とは限らない。人口増加に対応するための必要な生き方だった。

    産業革命によって、環境破壊が進んだ。

    次には持続可能性革命が必要。

  • 「成長の限界」の30年後のアップデート版。

    途中で20年後のアップデート版「限界を超えて」というのもあったので、シミュレーション・モデルが示すシナリオ自体は、そんなに新しいものではない。

    というか、こういうシナリオは、いまやIPCCの報告書やら、なんやらで日常的にでてくるようになっていて、かなり一般化したということかな。

    と、今や、ある意味、当たり前に属することがかかれているのだが、では、現実的に必要なことが出来ているかというと、出来ていないわけである。

    それどころか、ますます持続可能性から遠ざかり、限界を超えて崩壊するシナリオが現実化していく、そして、それを避けるためのアクションをとる時間とオプションはなくなりつつある、というのが悲しい現実。

    という認識すら、もしかすると、共有化されておらず、おそらく多くの人は、未だ温暖化を信じておらず、成長というメンタルモデルのなかにあることすら気付いていない、のかもしれない。

    と読めば読むほど、人類の未来は暗いものに思えてくる。

    それでも、人類の未来を信じる、という強固なポジティブさには頭が下がる。少しでも、そこに可能性があるのなら、それに賭けてみるという戦略的な楽観主義というべきかな。

    なかなか自分は、そこまでポジティブにはなれないのだが、なんかしなきゃ、という気にはなった。

  • 映画「マトリックス」のモーフィアスは言った、「問題は『選択』である」と。そう、全ては人類の「選択」に託されている。 著者らのシミュレーション結果は、与える条件に依存して地球の未来は大きく変わることを示唆する。そう、「未来は誰にも予想出来ない」が、「未来は創り出すことが出来る」のである。人類こそ、全ての生物の中で、最大限の選択肢を有する存在であると定義出来よう。
    -どのような地球を創り上げたいのか-
    まさに今、未来は人類にその選択を強いている。

  • 基本的に前二作と内容、主張は変わらない。
    図表は前よりも格段に見やすく量も多いので、
    前二作を飛ばして本書だけ読むのもありかなと思う。

    オゾン層の話が前作から続けて出ていたが、
    10年間でそれに匹敵するような大きさの問題の進展が無かったともとれる。

    この本の予測を悲観的にとらえる必要は無い。
    ただ、何事にも限界があるということを忘れずに、
    日々出来ることをやっていこうと思う。

  • リンさんのソウルオブマネーに掲載あり

    逗子図書館にあり。
    一旦返却。20140521

  • 世界の成長が一定以上は続かない、その原因とそのためにどうすべきかを述べている。
    オゾン層の取り組みについてなぜ世界で合意ができたのか知ることができた。オゾンよりも経済的に有効な物質があったというのも大きい。最近ようやく世界で使わなくなったというのもわかり、若干驚いた。
    二酸化炭素の件は、経済の外部化を内部化して対処するしかないのか。
    ゆくゆくは人口増加も経済の外部化とみなされそうな気がする。

  • 成長の限界シリーズの第三巻。2005年に出版されたものです。

    ワールド3のモデルを用い、さらに前作から10年経った今のシュミレーション結果をまとめています。
    とはいえ基本的なメッセージは一貫しており、前二つを読んでいるならそんなに読む必要なかったかな、とも思いました。
    ただ第二巻よりは読みやすい気がしたので、成長の限界呼んで次に読むならいいかもしれません。

    だれかの技術や市場に任せないで、足元から行動していきましょう。

  • ・破局に陥る理由やパターンが紹介されている。
    ・真実を語ろうと努力した様がにじみでている。
    ・すでに限界を越えているとの認識。
    ・限界を越えているが破局につながらない方策も残されているとの認識。
    ・技術の進歩と市場メカニズムだけでは対応が不十分だとの認識。

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