- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478871058
感想・レビュー・書評
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国際協力を志すものとして一度は読もうと思っていたこの本。
意気込んで読み始めたのだが、図書館の貸し出し期限内に読みきれず途中までで終わってしまった。
時間ができたらまた借りて、今度こそは最後まで読もう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
農業革命は前進とは限らない。人口増加に対応するための必要な生き方だった。
産業革命によって、環境破壊が進んだ。
次には持続可能性革命が必要。 -
「成長の限界」の30年後のアップデート版。
途中で20年後のアップデート版「限界を超えて」というのもあったので、シミュレーション・モデルが示すシナリオ自体は、そんなに新しいものではない。
というか、こういうシナリオは、いまやIPCCの報告書やら、なんやらで日常的にでてくるようになっていて、かなり一般化したということかな。
と、今や、ある意味、当たり前に属することがかかれているのだが、では、現実的に必要なことが出来ているかというと、出来ていないわけである。
それどころか、ますます持続可能性から遠ざかり、限界を超えて崩壊するシナリオが現実化していく、そして、それを避けるためのアクションをとる時間とオプションはなくなりつつある、というのが悲しい現実。
という認識すら、もしかすると、共有化されておらず、おそらく多くの人は、未だ温暖化を信じておらず、成長というメンタルモデルのなかにあることすら気付いていない、のかもしれない。
と読めば読むほど、人類の未来は暗いものに思えてくる。
それでも、人類の未来を信じる、という強固なポジティブさには頭が下がる。少しでも、そこに可能性があるのなら、それに賭けてみるという戦略的な楽観主義というべきかな。
なかなか自分は、そこまでポジティブにはなれないのだが、なんかしなきゃ、という気にはなった。 -
映画「マトリックス」のモーフィアスは言った、「問題は『選択』である」と。そう、全ては人類の「選択」に託されている。 著者らのシミュレーション結果は、与える条件に依存して地球の未来は大きく変わることを示唆する。そう、「未来は誰にも予想出来ない」が、「未来は創り出すことが出来る」のである。人類こそ、全ての生物の中で、最大限の選択肢を有する存在であると定義出来よう。
-どのような地球を創り上げたいのか-
まさに今、未来は人類にその選択を強いている。 -
基本的に前二作と内容、主張は変わらない。
図表は前よりも格段に見やすく量も多いので、
前二作を飛ばして本書だけ読むのもありかなと思う。
オゾン層の話が前作から続けて出ていたが、
10年間でそれに匹敵するような大きさの問題の進展が無かったともとれる。
この本の予測を悲観的にとらえる必要は無い。
ただ、何事にも限界があるということを忘れずに、
日々出来ることをやっていこうと思う。 -
リンさんのソウルオブマネーに掲載あり
逗子図書館にあり。
一旦返却。20140521 -
世界の成長が一定以上は続かない、その原因とそのためにどうすべきかを述べている。
オゾン層の取り組みについてなぜ世界で合意ができたのか知ることができた。オゾンよりも経済的に有効な物質があったというのも大きい。最近ようやく世界で使わなくなったというのもわかり、若干驚いた。
二酸化炭素の件は、経済の外部化を内部化して対処するしかないのか。
ゆくゆくは人口増加も経済の外部化とみなされそうな気がする。 -
成長の限界シリーズの第三巻。2005年に出版されたものです。
ワールド3のモデルを用い、さらに前作から10年経った今のシュミレーション結果をまとめています。
とはいえ基本的なメッセージは一貫しており、前二つを読んでいるならそんなに読む必要なかったかな、とも思いました。
ただ第二巻よりは読みやすい気がしたので、成長の限界呼んで次に読むならいいかもしれません。
だれかの技術や市場に任せないで、足元から行動していきましょう。 -
・破局に陥る理由やパターンが紹介されている。
・真実を語ろうと努力した様がにじみでている。
・すでに限界を越えているとの認識。
・限界を越えているが破局につながらない方策も残されているとの認識。
・技術の進歩と市場メカニズムだけでは対応が不十分だとの認識。