晩年の発見 ~私に残された時間~

著者 :
  • 大和書房
3.56
  • (1)
  • (3)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 22
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479012061

作品紹介・あらすじ

人はひとりで生まれてひとりで死ぬ-命ある限り自分らしくありたい。最新エッセイ集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 軽い人生だん、期待はずれ

  • 「晩年の発見~私に残された時間~」
    人はひとりで生まれてひとりで死ぬ―命ある限り自分らしくありたい。作者下重氏の生き方について綴られている作品。


    私はゆっくりと余生を生きることを目標としていました。そんな私にとって作者の生き方やその考えは魅力的です。しかし私はまず余生よりは生きている今からをしっかり楽しむ姿勢を持たないといけないとも強く思いました。


    下重氏は50歳、60歳・・・それぞれを5年スパンを考えて生きています。その中でいかに自分で時間を楽しむか、その姿勢が本当にクールに思えました。今の私は確実に彼女の姿勢を持ってはいません、改善しなければと思いました。


    また、個人的にこの本で痛感したことはやはり女性とは強いものなのかということでしょうかw。明治を生きた先輩となる女性に強さを感じるという下重氏ですが、私からしたら下重氏にも女性としての強さを感じますと言ってみたいですw。とにかくバイタリティが豊かで人生というものをしっかり考え楽しもうとしている下重氏の姿勢がびしびし伝わってきます。


    特に感じたことは「夫婦観」です。この夫婦観については私の母も同じ意見ですw、なので妙に共感を感じましたし、やはり女性の共通観念というものは存在するんだなぁとも感じました。


    この本は若い人間が読むと良いと思います。特に男だろうか。


    夫婦での生き方は男が考えるべき所が多いと感じました。少なくとも私は下重夫婦の関係は理想的に感じました。


    年を重ねるにつれてどんどん人生を楽しんで生きる姿が浮かんでくるようなこの作品はシンプル、でも何か深い。

  • 好きな仕事に勤しみ、趣味を楽しみ、好きな物に囲まれながら、心ゆくまで本を読む…。

    こんな晩年に一歩でも近づけるよう、頑張ろうと思いました。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1959年、早稲田大学教育学部国語国文科卒業。同年NHKに入局。アナウンサーとして活躍後フリーとなり、民放キャスターを経て文筆活動に入る。公益財団法人JKA(旧・日本自転車振興会)会長、日本ペンクラブ副会長などを歴任。日本旅行作家協会会長。
主な著書にベストセラー『家族という病』『極上の孤独』『年齢は捨てなさい』『明日死んでもいいための44のレッスン』(以上、幻冬舎新書)、『鋼の女――最後のご女・小林ハル』(集英社文庫)、『持たない暮らし』(KADOKAWA)、『夫婦という他人』(講談社+α新書)、『老いも死も、初めてだから面白い』(祥伝社新書)、『自分に正直に生きる』『この一句 108人の俳人たち』(以上、だいわ文庫)他多数。


「2023年 『年をかさねるほど自由に楽しくなった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

下重暁子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×