日本神話の謎がよくわかる本

著者 : 松前健

• 大和書房 (2007年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[あぎゅらさんの感想 · 2011年11月22日]

国生みから応神天皇に至るまでの日本神話における謎を100個取り上げ、それぞれについて分かりやすく解説してくれる本です。
基本的な導入を冒頭に入れてくれているので、最低限の予備知識があれば十分に楽しめました。
自分自身、神話自体に興味がある訳ではないのですが、日本史の空白の時期については凄く興味があります。
日本神話の中には解明されていない歴史的事実が含まれていると信じているので、神話を読み解くことでこの国の成り立ちを色々と想像することは非常に楽しいです。
次は欠史八代に関する本が読んでみたいなぁ。

著者プロフィール

1922～2002。國學院大學文学部卒業、同大学大学院修士課程修了。天理大学、立命館大学、奈良大学等で教授職を歴任。専攻は神話学、宗教学。文学博士。著書に『日本神話の新研究』『古代伝承と宮廷祭祀』『日本神話の謎』『大和国家と神話伝承』『古代信仰と神話文学』等のほか、「松前健著作集」（12巻・別巻1）がある。

「2016年 『日本の神々』 で使われていた紹介文から引用しています。」