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- Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480015204
作品紹介・あらすじ
「誰のために、何に対して戦うのか。人間として守らなければならない自由とは、人権とは何か、それを護るためにどう生きるか」弁護士として渾身の力をこめてそう問いつづけた海野普吉(明治18年〜昭和43年)。昭和の時代に、冤罪を憎み、言論弾圧と戦った、ひとりの弁護士の活動の軌跡が今を生きる私たちに問いかけるものとは。
感想・レビュー・書評
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日本が軍国主義に傾倒して行った時代、治安維持法という悪法の下に起訴された人たちの支援をし続けた弁護士がいた。その海野を支えた妻のアサノが魅力的だ。文章の読み難さが非常に残念。誰かリライトしてくれないだろうか。
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明治に生まれ、大正・昭和に活動した弁護士・海野普吉の話。生まれが僕の故郷でもある静岡市で、文中にもところどころ知った地名が出てくることに身近さを感じるものの、それ以外は、縁遠さを感じる内容だった。それが普吉故なのか、そういう時代だからなのかはわからない。思想弾圧があり、関東大震災や第二次大戦があった。今また国難と言われているけれど、そうした時代に比べると、さて何をすればいいのか。物事を思想と呼べるだけのものに出来るのか。自信がありません。裁判は人間がやるもの、という言葉が印象的。
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