愛国・革命・民主:日本史から世界を考える (筑摩選書)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480015778

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  • 愛媛新聞『読書 今年の収穫』
    京都大学 佐藤卓己氏選定。

  • 「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」という言葉がある。

    この本は、日本の明治維新前後の歴史を顧みることで、愛国、革命、民主に関する普遍的な知恵を得ることを目指したもの。

    尖閣や竹島、従軍慰安婦などをめぐる昨今の情勢は日本人としては、許しがたいものを感じる。

    不愉快ではあるが、しかし、中国、韓国側も何らかの事情、理由があってやっていることであろう。

    また、軍隊を用いた争いで解決することは上策ではないとも思う。
    かといって、まともな話し合いが可能なようにも見えない。

    「どうしようもない」と思考停止になってしまいそうなところに、この本が明かりを灯す。
    歴史から学んだ叡智による解決を、市民一人ひとりが目指すことが、破滅的な結果に至らないための工夫なのだと改めて思った。

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著者プロフィール

跡見学園女子大学文学部教授/東京大学名誉教授

「2020年 『日本史のなかの「普遍」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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