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- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480020208
感想・レビュー・書評
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[22][130918] ちょうど同氏の『宮澤賢治』を読みたいと思っていたところで本書が目に止まったので手に取ってみた。宮澤賢治の部分はおもしろかった。他の作家については私の中で彼らの世界観がはっきり把握できていなくて(文中にあげられている作品でも読んでいないものが多い)、評論を読んでも好きとか嫌いとかおもしろいとかいう次元に達することができなかった。
それから、末尾の解説に至って初めてこの”悲劇”という言葉の正確なニュアンスを理解できたんだけど、こういう固有の用法なら序文で悲劇について云々する際にもっとはっきり定義を示してほしいと思ってしまった。本文中でも同じようなことを感じるところがところどころあるので、これは著者のスタイルなのかもしれないが、そこは正直あわないと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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