- Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480020772
作品紹介・あらすじ
ノルウェーとアイスランドの地に、8世紀から13世紀にかけて成立した頭韻詩「エッダ」は、遠い父祖の時代から語りつがれた、神話と英雄伝説から成る壮大な物語である。同じく、アイスランドの地に、12世紀から13世紀にかけて成立した「サガ」は、ヴァイキングの豪傑、グレティルの悲劇的生涯についての口承物語である。
感想・レビュー・書評
-
神話を詩のようにつづったエッダと、冒険譚のサガの2部構成。どちらも古来より北欧で語り継がれてきた物語の翻訳である。元々北欧神話を知りたいがために読み始めたが、エッダの最初の方のみで、あとはラグナロクの後の話。しかも古典だからかするすると読めずに集中力を要する(サガはまだましだが)。
前者は詩なので、意味だけを追うと解釈が難しいが原文を読んでこそよさがでるのだろう。
後者は冒険譚だが、英雄が世の中のために強くて悪いやつらをやっつけていく、というストレートなものではない。主人公のグレティルは強いがわりとハチャメチャで、好き嫌いがわかれるかもしれない。
あと、イルギはイケメンだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
英雄グレティルの物語は何度か読みました、『アイスランドのサガ』に収録されている本の半分以下の量なので、残念です。
グレティルがいかにして英雄と呼ばれたのか。そのいきさつは序盤でわかります。 -
「巫女の予言」が美しかった。あとは、偉そうな神様が偉そうにお説教してる話がちょっと面白かったかな。「人の子にとって、酒はいわれているほどよいものではない。」とか。
グレティルのサガはひたすら殺して奪って逃げて殺してってかんじ。退屈で最後まで読まなかった。
エッダはまた読みたいな。 -
グレティルのサガの方はヴィンランド・サガの元ネタっぽい
-
2002年5月27日読了
-
入門・中級編。北欧神話の大元を知るならこれ。解らなくてもとりあえず読んでみるべし。ここから概要を把握して、他書を併読すれば大体アースガルドの全貌が見えてくる。