本とつきあう法 (ちくま文庫 な 3-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 22
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480021083

感想・レビュー・書評

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  •  正直告白すると、全く知らない著者のほとんど興味のない分野の本でして、恐らく、この本に私が出会い読み切る確率は、限りなく奇跡に近いと思われます。

     そもそもは、親父が以前、この本をどうして買ったのか…今となっては知るよしもありません。とにかく、この本が本棚にあって、なぜか私の目にとまり、何度と挫折しそうになりながらも、最後まで読み通しました。

     内容はと言うと、私にはよく分からない部分も多いのですが、後半の、筆者が読んだ本の紹介というか、案内がなかなか面白いです。どの本も、多分、私が一生読まない本ばかりではありますが、十分、読んだ気にさせてくれます。

     ちなみに、本の感想というのは、これくらい気合いを入れて書かないとダメですね。私はとても真似できませんが、少し反省させられました。

  • 本とつきあう法」は昭和三十九年七月六日号から昭和四十一年十一月七日まで、書評新聞『週間読書人』に好評連載された、「読書随想」的読みものである。(あとがき)巌谷大四 文庫ではなく単行本です。

  • 筆者もドイツ文学科出身。親近感。
    大学に入学しても何をしてよいかわからなかったこと、せめて語学の勉強をしておけばよかったことにも親近感を覚える。でもハイネやら多くのドイツ関連の本を読んでいる。
    岩波文庫、古本、濫読、とにかく凄い読書量。
    軽い本が欲しい。
    それにしても明治の人は本当によく本を読んだのだな。

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著者プロフィール

中野重治

一九〇二(明治三五)年、福井県生まれ。小説家、評論家、詩人。第四高等学校を経て東京帝国大学独文科卒業。在学中に堀辰雄、窪川鶴次郎らと詩誌『驢馬』を創刊。日本プロレタリア芸術連盟やナップに参加。三一年日本共産党に入党するが、のちに転向。小説「村の家」「歌のわかれ」「空想家とシナリオ」を発表。戦後、新日本文学会を結成。四五年に再入党し、四七年から五〇年、参議院議員として活動。六四年に党の方針と対立して除名された。七九(昭和五四)年没。主な作品に『むらぎも』(毎日出版文化賞)、『梨の花』(読売文学賞)、『甲乙丙丁』(野間文芸賞)、『中野重治詩集』などのほかに、『定本中野重治全集』(全二八巻)がある。

「2021年 『歌のわかれ・五勺の酒』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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