- Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480025968
感想・レビュー・書評
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収録作品:「宇宙の操り人形」、「地球乗っ取り計画」、「地底からの侵略」、「奇妙なエデン」
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ディックの中篇と、短篇3つ。割と初期の作品であり、かなり荒削りな印象は受けるが、訳が丁寧なので読みやすい。
表題作は、パラレルワールドとそれを形成した"意思(宇宙人の)"で、それに対して主人公が念力を使って元に戻してゆくという、あれもこれもというわけでもないが、テンコ盛りな作品。わかりやすく面白いが、オチが拡散していくようなオチで、ちょっと不満有り。
その他の短編集も、面白いのだけど印象に残るかというと微妙。
全体に出来は良い本だと思うものの、「やっぱりディックは止められませんな」というほどのものではなかったので、微妙な☆3。 -
まだまだ続くディック祭り!
なるべく時系列で読んでどのように狂っていったか体験してみることにする。
出版は2番目でしたが、書かれたの最初の長編とのこと。表題作はSFというよりファンタジーですね。でもすでに、模造人間、置き換わった現実などその後掘り下げてゆくテーマは出ています。しかも、完全ハッピーエンドではありません。模造人間たちも、偽物とはいえ生きて生活しており消えたくないという心情を語らせて物悲しい後味を残しているところはディックなのだな。
粘土のゴーレムほしい・・・ -
2009/01/01 購入
2009/01/21 読了 ★★★
2014/08/05 読了