とんでもねえ野郎 (ちくま文庫 す 2-7)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 320
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480030443

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  • 杉浦日向子さん「とんでもねえ野郎」、1995.7発行の漫画です。江戸「真武館」という道場、もとは女郎屋を改造した道場。主は桃園彦次郎、妻は若菜。門弟は近所の子供たち7人、ほとんど託児所w。でも、若菜はとても強いのです(^-^)

  • 幕末。
    彦次郎が酒と食と女に放蕩する、友人が巻き込まれる、妻はにこにこと見守っている、
    という何も起こらない与太話。
    作者の叙情は抑えられ、小話がただ続くのみ。
    ぬるま湯のような空気が心地よい。
    彦次郎にだまされても誰も「怒らない」というところがポイントだと思う。
    気分を緩めたいときに読んだらよさそう。

  • とんでもねえ野郎こと真武館の旦那様が繰り広げるドタバタコメディですが、私は幼なじみの八丁堀・与力の大恩寺さんが大好きです。

  • 世にもいい加減な道場主が主人公。脇をかためる主人公にはもったいないくらい出来た細君や実直でだまされてばかりの幼馴染がいい味だしてる。

  • 生活観あふれる漫画。
    江戸情緒と義理人情、博打うちなど、読んでいてクスリとしてしまう場面がけっこうあってオススメ。

著者プロフィール

杉浦 日向子(すぎうら・ひなこ):1958年、東京生まれ。1980年、「通言室之梅」(「ガロ」)で漫画家としてデビュー。1984年、『合葬』で日本漫画家協会賞優秀賞受賞。1988年、『風流江戸雀』で文藝春秋漫画賞受賞。1993年に漫画家を引退し、江戸風俗研究家、文筆家として活動した。NHK「コメディーお江戸でござる」では解説を担当。主な漫画作品に『百日紅』(上・下)『ゑひもせす』『二つ枕』『YASUJI東京』『百物語』、エッセイ集に『江戸へようこそ』『大江戸観光』『うつくしく、やさしく、おろかなり』『一日江戸人』『杉浦日向子の食・道・楽』『吞々草子』等がある。2005年、没。

「2023年 『風流江戸雀/呑々まんが』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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