千夜一夜物語 8 バートン版 (ちくま文庫 せ 9-8)

  • 筑摩書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (615ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480038487

感想・レビュー・書評

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  • 今巻もなかなか面白かった。
    ガーリブも凄かったな。
    早く次巻を読もう

  • 千夜一夜物語8

    -ガーリブとその兄アジブの身の上話(承前)
    -オトバーとライヤ
    -アル・ヌーマンの娘ヒンドとアル・ハッジャジ
    -ビシュルの子フザイマーとイクリマー・アル・ファイヤズ
    -学者ユヌスとワリド・ビン・サール教主
    -ハルン・アル・ラシッド教主とアラビア娘
    -アル・アスマイとバッソラーの三人の乙女
    -モスルのイブラヒムと悪魔
    -バダヴィ人とその妻
    -バッソラーの恋人たち
    -モスルのイシャクとその恋人と悪魔
    -アル・メディナーの恋人たち
    -アル・マリク・アル・ナシルとその宰相
    -やりて婆のダリラーと兎とりの娘ザイナブが悪戯を行なったこと
    -カイロの盗神アリの奇談
    -アルダシルとハヤット・アル・ヌフス姫
    -海から生まれたジュルナールとその子のペルシャ王バドル・バシム

  • この表紙好き。前巻から続きである「ガーリブとその兄アジブの身の上話」は宗教戦争の色が強い。改宗しない者は容赦なく殺すガーリブを英雄として描いている。
    「やりて婆のダリラーと兎とりの娘ザイナブが悪戯を行ったこと」「カイロの盗神アリの奇談」は続き物。やりて婆ダリラーの悪戯の数々、その娘ザイナブと結婚するためアリが手を労した数々。面白い。
    逆に「アルダシルとハヤット・アル・ヌフス姫」は三巻のタジ・アル・ムルクとドゥニャ姫の話と丸かぶりでつまらんかった。
    「海から生まれたジュルナールとその子のペルシャ王パシム」王様が愛したしゃべらない女奴隷は海の人間だった。王様に喋るよう懇願され懐胎したことを明かす。陸の王様と海の人間、人魚の恋のようでその二つの世界がとても童話的で面白かった。もちろんこのお話も、アラーが全てなんだけれども宗教よりこういうファンタスティックな昇華の方がいいなあ笑 海側にも良い人間というか味方がいて、陸側にも敵がいる。とても立体的な物語の構成でよかった。

  • 読書日:2015年11月25日-12月3日

    ガーリブの行動に全て賛成出来ません。自分の兄を殺したのですから。

    またアルダシルとハヤット.アル.ヌフス姫の話は確かにタジ.アル.ムルクとドゥニャ姫の模倣話ですが、私はこちらの話の方が好きです。ムルク王子と違い、アルダシル王子は一人の姫だけを一途に想っているからです。

    またジュルナールの海の王女と息子の王子の話も愉しく読めました。王子が純真で可愛いです。

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