バートン版 千夜一夜物語9 (全11巻) (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (596ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480038494

感想・レビュー・書評

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  • バッソラーのハサンはまるでゲームの様な感じでとても面白かった。

  • 千夜一夜物語9

    -モハメッド・ビン・サバイク王と商人ハサン
    --サイフ・アル・ムルク王子とバディア・アル・ジャマル王女の話
    -バッソラーのハサン
    -バグダッドの漁師ハリファー
    -バグダッドの漁師ハリフ

  • バッソラーのハサン、女の国に行くための活劇譚おもしろかった。
    バグダッドの漁師ハリファーは珍しく主人公が美男美女ではなく滑稽な漁師。これは異色で、一段と楽しめました。
    またユダヤ人に対して宗教とかどうでもいいんでっていうセリフが印象的。そういうふうだと世界は平和だよね。

  • 読書日:2015年12月4日-18日
    商人ハサンの話では、嫁の姉女王を許すとハサンは言いましたが、そもそもの原因はハサンが妹となった末姫の言いつけを破って、入ってはいけない部屋へ入ってしまった事だとつっこまずにはいられませんでした。
    9冊目となると色々な話がありますが、女性はもっと言いたい事等前面に出ても良いと思います。

    阿呆の漁師ハリファー(ハリフ)の話は訳者が違い解り易さは後の話が、話の面白さは前の話が私は好みです。
    頭の回転がそれ程良くないせいなのか、猿の言う事を何でも聞いてしまうハリフの行動が面白いです。
    ただ読了後も何故阿呆なのにお金持ちになり、王様と肩を並べるまでになったのかが本当に不思議でです。

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著者プロフィール

大場正史
一九一四(大正三)年、佐賀県生まれ。本邦初の『バートン版千夜一夜物語』の完訳を遂げたほか、外国文学、性風俗をめぐる多数の著書・訳書を遺した。一九六九年没。ほかの訳書にサド『ソドムの百二十日』、ヴァーツヤーヤナ『カーマ・スートラ』など。

「2022年 『戦争か平和か 国務長官回想録』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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