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- Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480039019
感想・レビュー・書評
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百鬼園先生の発言が面白い。
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図書館で。買っても良いな。
百閒先生と対談集。色々な人と対談されてますが先生は飄々としていて面白いなあ。志ん生との対談が特に面白かったです。 -
「味わいのある無駄は、捨ててはならないのである」
阿川佐和子の解説の一文に、百鬼園先生のミリョクが集約されていると思う。
本書には、吉田茂や五代目志ん生など、ビッグネームとの対談が収録されており、それぞれ面白いのだが、一番気に入っているのは、徳川夢声氏の「いろは交友録」に紹介されている話だ。曰く、
いろいろと御馳走になり、いろいろとお小言を頂戴しているうち、先生は実に堂々と、オナラをなさる。そこで私は、念のためにお伺いした。
「あの一寸伺いますが、さきほどから二度もオナラをなさいましたが、あれは意識しておやりになりましたので」
「勿論です。意識せずにオナラが出るようでは、もう長いことはありません」
明治生まれで、震災と戦争を経験した百鬼園先生は、一体どこでこのようなユーモアセンスを身に着けたのだろう。
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