深夜の初会―内田百けん集成〈21〉 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480039019

感想・レビュー・書評

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  • 百鬼園先生の発言が面白い。

  • 図書館で。買っても良いな。
    百閒先生と対談集。色々な人と対談されてますが先生は飄々としていて面白いなあ。志ん生との対談が特に面白かったです。

  • 「味わいのある無駄は、捨ててはならないのである」
    阿川佐和子の解説の一文に、百鬼園先生のミリョクが集約されていると思う。
    本書には、吉田茂や五代目志ん生など、ビッグネームとの対談が収録されており、それぞれ面白いのだが、一番気に入っているのは、徳川夢声氏の「いろは交友録」に紹介されている話だ。曰く、

    いろいろと御馳走になり、いろいろとお小言を頂戴しているうち、先生は実に堂々と、オナラをなさる。そこで私は、念のためにお伺いした。
    「あの一寸伺いますが、さきほどから二度もオナラをなさいましたが、あれは意識しておやりになりましたので」
    「勿論です。意識せずにオナラが出るようでは、もう長いことはありません」

    明治生まれで、震災と戦争を経験した百鬼園先生は、一体どこでこのようなユーモアセンスを身に着けたのだろう。

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