- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480039088
感想・レビュー・書評
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「古書法楽」と「古書彷徨」からとったアンソロジー。好きな作家の一人。元本になった二冊も手元にあるので、先の楽しみにとっておこう。
恐らく、この二冊からいいものをとったのだろう。いろんなタイプの話があり、其の虚実の入り混じり具合がなんとも言えずよく出来ていて、見事に出久根さんワールドに引き込まれました。
どなたか書いていましたが、新刊書店で見つけにくくはなりましたが、古本屋で出久根さんの本を探すのも一興ではないでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
嘘のようなほんとの古書の話。
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品の有る文章と綺麗な日本語で面白い蘊蓄を興味をそそられる文体で書いたらこうなりましたって云う感じの出久根達郎。読めば読む程嵌ります。ごく短いエッセイが幾つも載って居るのですが、どれも印象的で魅せられます。
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まさに人生大学。
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古本に関するエッセイ集ですが、なんだか短篇小説を読んでいるような不思議な錯覚を覚えました。おもしろかった〜♪出久根達郎さんは初めて読んだのですが、語り口調がとってもきれいで素敵でした。私の大好きな薀蓄もいっぱい!もっと読みたくなったんですが、今エッセイ集は新刊書店で手にいれるのは難しい状態みたいですね・・・クスン
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古本屋で作家でもある著者の、古本にまつわる出来事をつづった本。
この中に紙魚という虫がでてくる。紙を食べる虫のことだ。私はまだ見たことがない。ネットで探しても写真はないし・・・。
いつか自分の部屋で見ることができるのだろうか。恐ろしい気もする。 -
手にする本の一冊一冊にドラマを探してしまう。ますます本というものに愛着がわく。……しかし、古本屋の店主曰く、本棚を見ればその人の人と成りが解ってしまうと! やば、忘れてたな、そんなこと……。