カエルの無意識、ネコの知恵: メルヘンを読む (ちくまプリマーブックス 115)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480042156

作品紹介・あらすじ

主人公を危機に陥れるオオカミやキツネ、知恵を授けるウマやネコ、異界へと導くカエルやカメ…メルヘンに登場する動物たちは、人間と同じように振る舞い、人間以上に活躍する。彼らはどんな深層心理を象徴するのだろうか。東西のメルヘンの中から16の動物たちを取り上げ投影された心の奥の世界を探る。

感想・レビュー・書評

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  • カエルとネコは自分の2大好きな生き物なんでつい手にとったが、まぁちょっとタイトルは違うかと。
    古今東西のメルヘンにおける動物の役割を心理学になぞらえて解説する軽めの読み物。

    カエルは人間の深層の無意識を表す役割、ネコはトリックスター(いたずら者、その状況の秩序を破壊して、混乱を生み出すだけのものから新たな秩序を作り上げる英雄までいろいろ)の役割

    グリム童話の「じゅみょう」が面白い。

    P72 疑いを持たず信じる思いをベースに適切な距離を保ち、ネコたちと向かい合う態度が大切でしょう。それは、無意識を受け入れる術にも通じているのです。

  • 今までの童話の読み方が変わる本。
    動物限定ですが、とても興味深い本。
    できれば、姉妹本も読みたいです。

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