日本語はどんな言語か (ちくま新書 9)

著者 :
  • 筑摩書房
2.76
  • (1)
  • (3)
  • (8)
  • (1)
  • (4)
本棚登録 : 55
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480056092

作品紹介・あらすじ

「竜馬がゆく」の「竜馬が」も、「樅の木は残った」の「樅の木は」も、「ぼくはウナギだ」(ぼくが注文したのはウナギだ)の「ぼくは」も、どれも同じ主語だろうか。学校文法はそう教えてきたが、そのため文法をまるでつまらぬものにしてしまった。本書は、日本語独自の構造に根ざした方法によって構文の謎に大胆に迫っていく。日本語の奥の深さを実感させ、日本語がますますおもしろくなる一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 奥津敬一郎の『「ボクハ ウナギダ」の文法ーダとノ』の解説を交えながら、題説構文と叙述構文という種類の解説を試みる一冊。

  • 本書は文法書の性質上読みづらい所はあります。

    が、それでも根気よく読んでいくうちに「日本語のかたち」なるものがはっきりと見えました。批評作成中。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1941年東京生まれ。宇都宮大学名誉教授。日本語史専攻。
著書に『『源氏物語』と『枕草子』─謎解き平安ミステリー』(PHP新書、2008年)、
『日本語は悪魔の言語か? ─ことばに関する十の話』(角川oneテーマ21、2003年)、
『現代日本語探究法』(朝倉書店、2001年)、
『現代日本語文法入門』(ちくま学芸文庫、1997年)、『基礎古典文法』(朝倉書店、1994年)、
『日本語はどんな言語か』(ちくま新書、1994年)、
『日本語はいかにつくられたか?』(ちくまライブラリー、1989年)、
『大学生のための日本文法』(有精堂出版、1987年)ほか、共著多数。

「2010年 『【電子書籍版】日本の漢字のプリンシプル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小池清治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×