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- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480056108
作品紹介・あらすじ
兎、蛙、猿などの動物が人間くさい姿で活躍する『鳥獣人物戯画』、火事と群衆、庶民の姿を活写した名品『伴大納言絵巻』、徳の高い聖の奇跡を躍動的に描く『信貴山縁起絵巻』-院政期に成立したこれらの代表的絵巻は、当時の人と社会の生き生きとした姿を満載している。登場人物とともに絵巻のなかを歩き観察する「旅」を通して、訴訟、御霊信仰、王権、女性の生き方など、中世への入り口である院政期の時代像を重層的に描き出す。
感想・レビュー・書評
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仕事のネタ。時代背景からみる絵巻の解釈とか、絵巻でみる当時の社会とか、これまで絵巻について読んで得た基礎知識を膨らませるような内容。最終章、架空の絵巻をつくる、という試みが面白かった。なるほど、画面展開の工夫や、表現の決まり事など、製作者の立場に立ってみると理解できるものがあるんだなあ、と納得。
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