地域経済と中小企業 (ちくま新書 48)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480056481

作品紹介・あらすじ

激しい競争の中で技術レベルを高めてきた日本の中小企業は、「成熟社会」「超高齢社会」を迎える日本経済に、どう対応すべきなのか。大都市工業地域の現場を通して、「大都市と工業」、そして「地域と中小企業」の新たな関係を模索し、次代の大都市経済社会で中小企業に期待される役割を考える。

感想・レビュー・書評

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  • 多摩地域の中小企業について取り上げられていたので読んでみた一冊。戦前からの大田区、すみだと多摩地域という3大中小零細企業集積地での製造業の変遷がまちとの関わりという観点で述べられていて、今の多摩地域を形成するまでの歴史・経緯がとてもわかりやすかったです。織物や中島飛行機に特化したものは読んだことがあったけど、ここまで時代の変遷と地域の流れがわかりやすかったのは初めてかもしれない。他の地域との比較で特徴が理解しやすかったからかな。製造業と縁のなかった人たちも、多摩地域でまちづくりに関わるならぜひ読んでみて欲しい一冊でした。

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著者プロフィール

1948年富山県生まれ。成城大学大学院博士課程修了。東京都商工指導所、東京情報大学助教授、専修大学助教授、一橋大学教授を経て、2000年から一橋大学大学院教授。。主な著書に『現場発 ニッポン空洞化を超えて』『北東アジアの産業連携』『現場主義の知的生産法』などがある。1997年にサントリー学芸賞、1998年に大平正芳記念賞特別賞などを受賞。

「2009年 『キラリ!輝く元気企業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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