54歳引退論: 混沌の長寿時代を生き抜くために (ちくま新書 414)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480061140

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  • [ 内容 ]
    わが国の経済は低迷を続けている。
    多くの企業が、人員整理、賃金カットなどのリストラを敢行、中高年の雇用は悲惨な状況だ。
    特に、五十五歳以降の人たちに対する処遇は厳しい。
    多くのサラリーマンにとって、ローンや子供の教育が一段落するこの年齢。
    しかし年金はもはやあてにできない。
    本書は、かつて余生だった五十五歳以降を、高度成長期の単線・単眼的な捉え方でなく、寿命八十歳時代をベースとした人生再構築期とし、さまざまな角度から「五十四歳引退」を提唱する。
    中高年にあらたな挑戦を呼びかける静かな革命の書。

    [ 目次 ]
    第1章 なぜ五十四歳引退なのか
    第2章 戦えないジャパニーズ・ビジネスマン―ピカピカでなかった国際人
    第3章 五十四歳引退の決意とタイミング―五十歳引退のはずが…
    第4章 引退して何をすればいいか―的を絞るのは得策か?
    第5章 まずは自分探し―「自分探し」は「自分晒し」から
    第6章 めざせ海外駐在員―日本で得られないものを得る
    第7章 個人力の磨き方―サラリーマンだからこそできること
    第8章 引退準備としての転職―大転換の前の小転換
    第9章 引退に向けての周辺強化―セーフティネットは自分で張ろう
    第10章 五十四歳までに引退しよう―最後の本音のメッセージ

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著者プロフィール

ふせ かつひこ
1947年生まれ。
一橋大学卒業後、総合商社に勤め、
十五年間の海外勤務を含め、国際ビジネスに従事。
2002年より著作活動を始め、下記のように
世代論、日本人論などを中心とした新書や
貿易実務書など著書多数。
古代の物流にも関心を持ち、
近年、日本列島を取り巻く海辺各地を取材。
古代史関連の著書に
『元商社マンが発見した古代の商人たち 歴史新書』
(洋泉社、2012年)がある。他、著書に
『54歳引退論―混沌の長寿時代を生き抜くために
 ちくま新書』(筑摩書房、2003年)、
『島国根性を捨ててはいけない 新書y』
(洋泉社、2004年)、
『アフリカに賭ける―ある商社マンの痛快人生』
(彩流社、2010年)、
『最新版 世界の資源地図』(岩本沙弓との共著、
青春出版社、2011年)、
『世界が見た日本人 もっと自信を持っていい理由
 日経プレミアシリーズ』(大賀敏子との共著、
日本経済新聞出版社、2014年)、
『なぜ世界の隅々で日本人がこんなに感謝されているのか
 PHP新書』(大賀敏子との共著、PHP研究所、2016年)、
『貿易実務の基本と仕組みがよ~くわかる本[第4版]
How-nual図解入門ビジネス』(秀和システム、2017年)
など。

「2018年 『海の古代史 幻の古代交易者を追って』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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