ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書 582)
- 筑摩書房 (2006年2月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480062857
感想・レビュー・書評
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発売から月日が立っているので、色々書かれている内容で、現実に変化してしまっている事などがあるが、やはり総論として面白いな。
インターネットの「あちら側(今でいうクラウドかな)」「こちら側()ハード」という表現とかとても面白いし、そこに至っては書いている通りとなっている。
ブログの存在にも言及しており、表現が出来るユーザーが増える社会の利点など、ここから理解していく必要性を感じる。
あとは、オープンソースとしての働き方かな。現在読んでいる「WORK SHIFT」にも通じる働き方がウェブが出来ることにより変わってくるという点。
5年以上前の本ですが、ここで提言している働き方を企業が導入しきれてない(みんながみんな導入する必要はないんでしょうが)部分とかも、個人的には面白いと思うし、残念にも感じる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これを読んで、ウェブというもの、Google、amazonにかなり興味を持ち始めた。
特にGoogleの「あちら側=クラウド」「こちら側=PC」の話や、amazonの「ロングテール」の話は、当時大学生だった自分には衝撃的な内容で、いま読み返しても面白いものだった。
また、ネットの三大法則である
①神の視点からの世界理解
⇒ビッグ・データから全体の動きを読み取ることが可能
②ネット上に作った人間の分身が金を稼いでくれる新しい経済圏
⇒ネット上に自分の分身(ウェブサイト、アフェリエイトなど)を作ることでリアル社会に依存せずとも24時間営業して稼いでくれる。
③(≒無限大)×(≒ゼロ)=something、あるいは、消えて失われていったはずの価値の集積
⇒お金で言えば1円程度の小銭、時間ならば数秒という、放っておけば消えて失われたはずの価値が、何らかの価値になる=無から有が生まれる
というのもすごい革命であるし、
ネットビジネスは本質的に「塵も積もれば山となる」、つまり「不特定多数、無限大の人から一円貰って一億円稼ぐ」ということができるという点で非常に魅力や可能性を感じずにはいられない。 -
非常に良い本。勉強になります。
「○○の本質は…」「…。それで何が起こるのか?」という言い方が要所要所で使われて、頭を整理させてくれる。
なんとなくweb2.0の概念が理解できた気がする。
長距離運転が多いのでオーディオブックで車内で聴いてました。 -
チープ革命について。
①神の視点からの世界理解
②ネット上の分身が金を稼ぐ経済圏
③消えて失うはずの価値の集積
Google、Amazon、API、オープンソース、ブログ。
評論家などの肩書きは意味を持たず、リンクという相互評価がこれからの価値を作って行く。 -
2006年の本なので今現在で見ると最新でないのですが、 アマゾンやグーグルを例にとっていかにインターネットが 進化していて、今後進む方向性を考えさせられる本でした。 Google、Amazonなどがネット上でサービスを展開する世界を「あちら側」。こちら側とは、企業内で閉じた情報システムなどのローカル環境を指す「こちら側」という著者の表現で論じていました。 自分が普段何気なく使っているWEBにいろいろな思惑があるのだと 痛感しました。
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web 2.0の本質とは、ネット上の不特定多数の人々を能動的な表現者と認めて、積極的に巻き込む技術のこと。オープンソースなど。
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2005年のIT業界の先端を知ってる人の考えが7越しで2012年現在、一般の人々へやっと普及しているという印象を受けた。最先端の人が予言者に思えた。
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人かコンピュータか(YahooとGoogle)
ロングテール
オープンソースの話
ブログの有効性など -
とても良い本でした。
web2.0の世界とは。Googleの目指すものとは。というところに関して著者がわかりやすく述べてくれています。
ちょっと古いですがお勧め!