1995年 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
3.30
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本棚登録 : 669
感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480067456

感想・レビュー・書評

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  • 激動の1995年を広く浅く振り返るダイジェスト本という感じ。いろんなことあったんですなあと感じ入るけど、他の年でも頑張れば一冊本になるのかなあ。でも震災と地下鉄サリン事件がこういう本に向かわせたのか。そしてTV版エヴァンゲリオンもまた1995年放送開始なのだった…

  • レビュー省略

  • 210.7

  • タイトルに惹かれて購入。
    知ったつもりだった1995年が想像以上に濃密で驚いた。

  • 阪神大震災、地下鉄サリン事件、ウィンドウズ95の発売、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の放映などの出来事によって記憶される1995年を、政治、経済、国際情勢、テクノロジー、消費・文化、事件・メディアの6つのテーマに渡って概観し、現在とのつながりを明らかにした本です。

    著者の本ではいつものことなのですが、分析装置の鋭さに欠ける一方で、時代を象徴するようなさまざまな徴候をざっくりとすくい取って大まかな絵図を描き出すような論調になっています。それでもやはり、もう少し議論の焦点を絞ってほしかったという感想を抱いてしまいます。

  • 阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件がおき「戦後史の転機となった年」とされる(?)1995年にフォーカスして、事件、芸能、スポーツなど様々な角度から紐解いていく。

    歴史はテーマを時代の流れで語られることは多いが、本書のように1995年と縛って色々なテーマを取り上げられることは少い。
    ああ、そうだな、懐かしいなと思うが、そこから更に話が広がらないと言う意味では、やはりあまり需要の無い切り口なのだろうなとも思う。
    自分史を作ろうかなとは思う。

    【面白い】
    常に新しい通信メディアの動向に敏感なのは、ギークとヤクザと不倫カップル。

  • 大学に入った年。すごく思い入れのある年だ。阪神淡路大震災や地下鉄サリンなど,大きな事件が続いた年だった。そんな95年を中心として,日本や世界の出来事を雑多な視点から眺める本。
    記述はやや無味乾燥な気もしたが,科学技術や文化のくだりでは懐かしい当時が蘇ってきた。政治や経済,国際関係といった堅い話題から始めているのは,ちょっと読者を掴み損ねているようなもったいない感も。でもそれは当時の自分がそんな話題に疎かったせいかも知れない。

  • ただただ、1995年を、振り返った本。
    それ以上でも、それ以下でもない。

  • 2014年5月に実施した学生選書企画で学生の皆さんによって選ばれ購入した本です。
    通常の配架場所: 1階文庫本コーナー
    請求記号: 210.77//H47

    【選書理由・おすすめコメント】
    自分が誕生した年に起きた出来事を詳しく分かることができると思ったから。帯コメの「現代史の転機を解く!」に惹かれた。
    (社会経済システム学科2年)

  • 95年といえば私はまだ6歳だったから、この頃の日本がどんな空気に包まれていたのかはわからないけれど、この本を読んでいる時はなぜか妙な気分になった。当時、子供ながらに私も何か異様なものを感じていたのだろうか。

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著者プロフィール

速水健朗 Kenro Hayamizu1973年生まれ。食や政治から都市にジャニーズなど手広く論じる物書き。たまにラジオやテレビにも出演。「団地団」「福島第一原発観光化計画」などでも活動中。著書に『フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人』(朝日新書)、『1995年』(ちくま新書)、『都市と消費とディズニーの夢』(角川Oneテーマ21)、『ラーメンと愛国』(講談社現代新書)などがある。

「2014年 『すべてのニュースは賞味期限切れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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