子どもが伸びる ほめる子育て: データと実例が教えるツボ (ちくま新書 1041)
- 筑摩書房 (2013年11月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480067470
感想・レビュー・書評
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“ほめる”事は大事だろう、と思って読み進めましたが
勉強になることがたくさん◎
●やる気とは
報酬の魅力×努力すればその報酬が手に入るだろうという期待
どちらも高くないといけない
●自ら伸び続ける力
①報酬の魅力が衰えない
→長期的な目標、ゴールのない目標
(医者になって難病の人をたくさん救いたい)
②自ら伸び続けるために、自己効力感が高くなり続ける
→ほめられる機会を作る→自ら行動する仕組みを作る
(地域の行事、ボランティア等に参加)
長い間思い悩んでいたことを言語化しているところもあり、すごく心に響きました。
ありがとうございます◎ -
太田氏の本にしては内容が薄い。結局はほめる中身の問題。ほめればよいというわけではない。
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「褒めて伸ばす」。もう人口に膾炙した感じもするが、本書は実証研究を元にした一種の発表。だからこそ真実味がある。すべきメソッドやハウトゥはよくある子育て本と変わらないこともあるのだけど、重みが違ってくる。
「好調なときや自信をもっているときには認める、不調なときや自信を失っているときにはほめる、というのを原則にしたい」(P104)
「ほめにくさの一因は、固定的な人間関係のなかにもある。家庭にしてもクラスにしても、顔ぶれが同じだと、急に態度を変えるのは難しい。(略)そこで、意図的に環境を変え、にんげんかんけいにへんかをおこさせるのも手だ。」(P142)
「人間関係には縦と横、それ斜めの三種類がある。(略)兄弟や先輩・後輩のような斜めの関係には単純な図式では表せない複雑で微妙な要素が入ってくる。(略)斜めの関係に身を置くことで自分の実力がよくわかるし、そこには本音で語れる人間関係がある。だから、子どもはとくに斜めの関係で認められたがるのだ。(略)ところが今、子どもたちから斜めの関係が消えている(略)地域でも子どもが減り、外遊びをしなくなったので年の違う子と接する機会はめっきり減った。」(P180-3) -
思春期の娘を持つと,特に男親は苦労するものだ.私もその一人である.
娘の本質は全くもって良いと思ってる.好きなこと,テレビ,映画,アイドル,スマホ...は黙っていてもやるのに,学生の本業に身が入っていない.時間に使い方,生活のオンとオフの切り替えがうまくいっていない.
成績が悪いわけではない.勉強に興味が持てないのだ.そんなことは当たり前,わかっている.でも,やらなきゃいけないときにはやらないと.
プレッシャーをかけずに,娘のモチベーションを上げる方法はないかと悩んでたときにこの本を書店で目にした.読んでみたら,まさに我が家庭のことが引用されているみたいだった.
実践して,効果を上げれるよう,時々読み返してみよう. -
褒める、認める、承認することがいかに子育てに重要かがよく分かった。
これは、会社での上司部下でも通ずるものであり、参考にしたい。
特に、上下関係での承認ではなく、横の関係でもない斜め関係での承認が非常に人を伸ばすきっかけになり得るというところには、非常に同意出来た。 -
私には無理だわー。