やりなおし高校日本史 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480071200

感想・レビュー・書評

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  • 2020-12-4 amaxon 399-

  • 民主主義を考える処の感想
    大久保利通は国会を開き、日本で議会政治をする事を夢見ていたが、物事には段階があると考えていた
    明治の政治史を見て分かるように、国民は愚民である
    (政治家はもっと大愚物だが)
    民主主義を行うにも経験を重ねる必要があると考え、長年殿にお仕え気分がある国民には「まだ早い」
    君主の政は蒙昧無知の民を抜きんでた才力を持つ者が、その威力・権勢に任せ人民の自由を束縛し、その人権を抑圧して支配する政体であり、適切な場合もある

    まさか・・・今がそうなのか?

  •  大学受験の浪人生で日本史選択の者です。この本では教科書には書いておらず、自分でも気づくことが出来ないような歴史的意義を知ることができます。

     例えば嵯峨天皇が唐風で日本の実情に合わせた律令国家に変えていこうというのは教科書に載っていて日本史を学んだ人なら誰でも知っている事だと思います。しかし、それが後世にどんな影響を及ぼしたのか知っている人は少ないのではないでしょうか?自分もこの本を読むまでは知りませんでした。その答えがこの本には書いてあります。

     この本を読む中で「点」でしかなかった日本史の知識が「線」になって繋がっていく感覚が読んでいて面白かったです。この本は高校生はもちろんの事、幅広い年代の人が読んでも面白いと思います。オススメです。

  • 「やりなおし」といっても、さすがに一冊で全部を網羅することはできず、いくつかの人物や時代にフォーカスして筆者なりの歴史見解を述べている。
    古代から中世までは面白かったけれど、近代はダメ。完全に暴走していて、論点も主張もごちゃごちゃで全く理解できなかった。もちろん自分の前提となる知識が足りないのが原因かもしれないが、これ素人向けの本でしょう?もう少し噛み砕いて丁寧に説明してほしかった。

  • 忘れられがち、混乱しがちな日本史のトピックを12の時代に分けてピンポイントに解説していく。それぞれの時代の歴史人物の裏話などもあり面白く覚えることができる。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou26701.html

  • エッセイと教科書の間のような本だった。
    ただずーっと事実が述べられているのではなく、
    エピソードや筆者の思いが書かれていて、あまりかまえずによめた。
    もうちょっと日本語に詳しくなったり、興味のある時代をもてたら、又読みたい

  • 東2法経図・開架 B1/7/1306/K

  • <目次>
    はじめに
    第1部  古代の日本
    第1章  律令国家「日本」誕生までの道
    第2章  藤原氏の台頭と天平の外交
    第3章  貴族社会を変えた大帝嵯峨天皇の改革
    第4章  摂関政治と『往生要集』の世界
    第2部  中世から近世の幕開けへ
    第5章  日本最初の劇場型政治家?後白河上皇
    第6章  執権北条氏の政治的立場
    第7章  将軍家の御台様と躍動する民衆
    第8章  南蛮貿易と利休の死
    第3部  近世から近代へ
    第9章  「生類憐みの令」の歴史的意義
    第10章  三大改革と藩政改革
    第11章  明治十四年の政変と条約改正 
    第12章  二大政党時代の光と影

    <内容>
    愛媛県の県立高校の先生による通史。やや近現代は弱い。この著者は自分の授業ノートをサイトに掲載し、評価され、現在は公立の中高一貫校に在籍されているが、社会人向けの日本史授業もされていて、その内容をベースに書き挙げたもの。なかなか面白いが、導入部のエピソードが生徒を惹きつけるポイントなのだと思う。  

  • これは面白い。
    歴史の勉強ってこういうことなんだよね。
    この先生の授業を受けられる生徒は幸せ者です。

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