学びなおす算数 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480073624

作品紹介・あらすじ

分数でわるとなぜ答えが大きくなるか、円周率とはそもそも何か、マイナスかけるマイナスがなぜプラスになるか、10^0の答えが1になるのはどうして……?

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。
    少しわかりやすかったかも

  • 東2法経図・6F開架:B1/7/1545/K

  • 「掛け算の順序」論争は1972年の新聞投書にさかのぼるという。数学的には抽象化された数を扱う掛け算の順序は問題ではなく(交換法則)、教科書などで量として教える場合の教える側の都合の問題でしかない。掛け算を足し算の繰り返しとしてとらえる見方は限界があり、むしろタイルによる視覚化のほうが直観的にも把握できる。九九を覚える時には、掛け算の交換法則をふまえると、実際には半分覚えればよく、その中でもランダムに選んで答えられるようにするとなおツブシがきく。
    数には分離量/連続量(整数/実数など)、外延量/内包量(長さや面積/速度や温度など)の違いがあり、いずれも後者のほうがややなじみにくい。分離量と連続量の感覚があれば、たとえば2と2.0がどう違うのか感覚的に把握できるだろう。

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著者プロフィール

中央大学名誉教授。
1942年、長野県生まれ。
京都大学理学部数学科卒業、東京教育大学大学院研究科修士課程修了。
1980年から中央大学経済学部の教授を務め、2013年退官。
前・数学教育協議会会長。
専門は、確率論、数学教育。
著書に『数とは何か?』(ベレ出版)、『デタラメにひそむ確率法則――地震発生確率87%の意味するもの』(岩波書店)など多数。

「2020年 『基礎から発展まで 三角関数』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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