「新しさ」の日本思想史 ――進歩志向の系譜を探る (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房
3.33
  • (0)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 50
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480074614

作品紹介・あらすじ

単に「現在」を示すだけだった「新しい」という言葉が、いかにして幕末維新期には大衆をリードする言葉にまで変貌したのか。日本人の進歩への志向の系譜を探る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 第1章 越えられない本家―古代・中世の「新」
    最初を尊んだ時代
    和歌と能楽
    古語と現代語

    第2章 継承発展の道筋―近世前期の「新」
    ベストセラーの新編
    元禄歌舞伎
    俳諧の新しみ
    享保の改革
    受け渡された工夫

    第3章 文芸と学術の興隆―近世後期の「新」
    江戸歌舞伎のリアル
    東西の医学思想
    復古から革新へ
    数学と天文学
    発明と発見の闇

    第4章 変革期を彩る造語―近代の「新」
    維新と文明開化
    新聞の時代
    文壇と舞台

  • 東2法経図・6F開架:B1/7/1635/K

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1962年生まれ。日本史学者。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得退学。江戸文化を研究。著書に『血の日本思想史――穢れから生命力の象徴へ』(ちくま新書)、『日本語と道徳――本心・正直・誠実・智恵はいつ生まれたか』(筑摩選書)、『民話・笑話にみる正直者と知恵者』(研成社)、『子どもたちは象をどう量ったのか?』(柏書房)、『親子で楽しむこども和算塾』(明治書院)、『江戸のくずし字学習図鑑』(東洋書店)、『江戸ちえ』(中経出版)、『江戸時代の科学者』(全4巻、汐文社)など。

「2022年 『「新しさ」の日本思想史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西田知己の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×