はじめて行く公営ギャンブル ――地方競馬、競輪、競艇、オートレース入門 (ちくま新書 1776)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480075932

作品紹介・あらすじ

美しく疾走する姿に感動するもよし。心理戦を推理するもよし。お小遣いを増やすももちろんよし。人生の神髄は競技場にあり。大人が愉しむためのギャンブル入門。

感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    序章   公営ギャンブルの魅力
    第1章  なぜ今、公営ギャンブルを勧めるのか
    第2章  公営ギャンブルの遊び方
    第3章  さあ、賭けてみよう
    第4章  公営ギャンブル「旅打ち」のすすめ
    第5章  エンタメの中の公営ギャンブル

    <内容>
    こうした本が新書で出るのは珍しいだろう。公営ギャンブルは国家が認めた賭博。競馬・競輪・競艇・オートレースとあるが、競艇が一番難しいらしい。そして、JRAは公営ギャンブルではない!公営は地方自治体が開催しているもの。自分は賭けに行く気はないが、地方の公営ギャンブル場に銅像があったり、競馬馬は何を考えて走っているのか?に興味があって、手に取ってみた。まっとうな公営ギャンブル推奨本である。それも古き良き時代を推奨している。今は賭け方や地方の公営ギャンブル場もきれいになっているようで、ネット上からも賭けられるが、これは今回の本には含まない。あくまでも現地で見て買って、楽しむ「旅打ち」を推奨しているのだ。

  • 本書の良さは序章に集約されている。まずはとにかく序章をむさぼるべし。
    公営ギャンブルの中に、友情があり、打算があり、裏切りがあり、失敗があり、歓喜があり絶望があり…
    ギャンブルには世界の仕組みと未来が凝縮しているんだと。
    ああ、ほとんど文字を引用しているのにうまく言い表せない。それぐらい序章の完成度は高い。
    運とかツキとか、ギャンブル以外に出てくるような言葉。それらは屁理屈だけど、嘘ではない。合理的な、当然の解答と違う結果が出ることはままある。
    それはやっぱり運とかツキとか、なのだろうか…と

    もちろん序章以外も良い。とても良い。

    僕はギャンブルにハマって身を持ち崩すようなことはないと断言できるが、1000円ぐらい賭けに行ってみようかな〜と思った。なんてったって徒歩圏内に公営ギャンブルあるからな!

  • 「たった100円」
    ベットの最低単位を示して、依存症の過小化
    ギャンブルは嫌いですが、教養として読んでみました。
    なので、評価は辞退しました。


    P29 >どうしても、予想ができない時
    止めるという選択肢はないのかと

    P48 根岸競馬場
    旧根岸競馬場 一等馬見所は公園と隣接していて名建築

    P54 明らかに公営ギャンブルを美化している

    P80 浦和競馬場
    大昔に先輩(女子)がギャンブラーに絡まれて、泣きながら登校してきた。地元の先輩(女子)が「競馬場周辺は客層がアレなので、治安が悪い。そばは通るな」と言ってた

    P132 笹川良一氏
    ご存知なければ、一度ネットででもお調べいただく必要が

    P170 >インターネットが手軽です
    P168でデジタルを否定していましたが?

    P217 ギャンブル開始が30歳からとは遅い部類かと

    P260 予想業者。経済学者、エコノミストの経済観測と大差ない

    P265 80年代、日本は好景気
    業界によっては、「円高不況」で多くの工場が消失しましたけど

  • 東2法経図・6F開架:B1/7/1776/K

  • 公営ギャンブルの魅力:凝縮された世界の仕組み ツキの流れ理論 ギャンブラーの思考 な勧めるのか:人間にやさしいい 人間に賭ける=面白い 人間を読む 昭和ブーム 遊び方:重症とヒラ開催 地方競馬場 競輪場 競艇場 オートレース場 さあ、賭けてみよう:中九年の居場所 無料送迎バス 最初は見 見栄を張らない ビギナーズ・ラック さあ飲もう 旅打ちのすすめ:ひとりで遊び・喜び・悲しむ 麻薬的魅力 前夜に目的地へ レンタサイクル  エンタメの中の公営ギャンブル:裏側 山口瞳 阿佐田哲也 

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著者プロフィール

藤木TDC(ふじき・てぃでぃしー):1962年生まれ。フリーライター、パーソナリティ、ラジオ・コメンテーター。ニュース解説から映画やAVの評論、芸能史、横丁・路地の歴史探索、実話マンガ原作まで。雑誌やムックを中心に幅広く執筆。著書には『場末の酒場、ひとり飲み』(ちくま新書)、 『東京裏路地〈懐〉食紀行』(共著)、『消えゆく横丁――平成酒場始末記』(どちらも、ちくま文庫)、『アダルトビデオ革命史』(幻冬舎新書)、『ニッポンAV最先端――欲望が生むクールジャパン』(文春文庫)、『陰謀馬券の正体』(宝島SUGOI文庫)、『メディアはなぜ沈黙したのか』(イーストプレス)など多数。

「2024年 『はじめて行く公営ギャンブル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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