地中海歴史回廊 (ちくま学芸文庫)

著者 : 牟田口義郎

• 筑摩書房 (2004年6月10日発売)

作品紹介・あらすじ

イベリア、マグレブ(北アフリカ)、プロヴァンス、イタリア、ギリシア、トルコ、シリア、そしてエジプト…。三大陸に囲まれた地中海世界は、「人類の歴史」という壮大なドラマが繰り広げられた舞台である。そのため、「行って、見て、そして考える人」は、どこへ行っても深い魅力のとりことなり、「もう一度訪ねてみたい」という誘惑に駆られてしまう。ここに収められたのは、そのような各地を折に触れてめぐるたびに、丹念に残した観察の記録の集成。半世紀におよぶ著者の地中海体験が、みごとに分類・凝縮されて語られる。それはユニークな文明論でもある。

感想・レビュー・書評

[mewmew0345さんの感想 · 2022年4月7日]

三つの大陸に囲まれた地中海だからこそ起こった文化同士の交流と衝突の歴史。

イタリア・ルネサンスの揺籠でもあった文化圏。

[suusuuさんの感想 · 2006年7月22日]

筆者の地中海探訪の歴史でもあるかも。