ちくま日本文学全集 22 夢野久作

著者 :
  • 筑摩書房
3.87
  • (17)
  • (14)
  • (24)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 94
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480102225

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ちくま日本文学全集022

  • 初めての夢野久作は短編集。
    瓶詰地獄、氷の涯 のみ読了。

    瓶詰地獄は案外すんなりと読めて驚いた。夢野久作、てっきりグロい感じの作品かと思っていたので良い意味で期待を裏切られた。とても短いお話だったけど、とても好みの感じだった。
    二作目、氷の涯の良さはイマイチ分からず。

    もう少し大人なったら他の作品群も読みたいです。

  • 収録作品:いなか、の、じけん 抄 / 瓶詰地獄 / 押絵の奇蹟 / 氷の涯 / 人間腸詰〈そうせえじ〉 / 猟奇歌 / 謡曲黒白談より / 杉山茂丸

  • 「瓶詰め地獄」が好き!
    「いなか、の、じけん」もね。

    犬神博士を読みたいな。

  • 「氷の涯」の終盤のニーナの独り語りが凄い好き。半世紀以上前の小説とは思えないスピード感。
    「人間腸詰」もやっぱり面白い。
    日中露のゴタゴタした感じがたまらん。

  • 「いなか、の、じけん」と「瓶詰め地獄」が特に素晴らしかったです。
    わたしは閉鎖的な環境の中で歪んでいく人間達のお話が好きな気がします。
    瓶詰め地獄はストーリーも素晴らしいですが、語り口の切羽詰った中にも耳が痛くなるほどの純粋さとか尊さが感じられましたね。すてき!

    09.11.23

  • 瓶詰地獄はすごかった。

  • 夢野久作の短編集。

    ドグラ・マグラが読んでみたいなと思っていたが、つまらない作品だと時間の無駄なので、手始めとして短編集を読んでみた。

    正直ストーリーの組立などは現代小説のほうが上手だけれども、独特の言い回しや文体など恐ろしく魅力的な作品だと思う。

    古くても寂れない名作とはこの小説のような存在のことを言うのだろう。

    この短編集の中の「人間腸詰」が軽妙でもあり、グロくもあって中々に素敵だった。

  • いなか、の、じけん

  • 猟奇歌読んでよく創作意欲をかきたてたものでした。好きです

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1889年福岡県に生まれ。1926年、雑誌『新青年』の懸賞小説に入選。九州を根拠に作品を発表する。「押絵の奇跡」が江戸川乱歩に激賞される。代表作「ドグラ・マグラ」「溢死体」「少女地獄」

「2018年 『あの極限の文学作品を美麗漫画で読む。―谷崎潤一郎『刺青』、夢野久作『溢死体』、太宰治『人間失格』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

夢野久作の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×