賃貸宇宙UNIVERSE for RENT 上 (ちくま文庫 つ 9-4)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480421654

感想・レビュー・書評

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  • tokyo styleに引き続き・・・
    裸になることよりも自分を表象する、生活する空間。間違いなく人生の拠点だし、生活そのもの。撮影時期がインターネットに生活が移ってしまっている現代より、生活が物質的に表れる90-00年代であることも嬉しい。

    最近の美的感覚形成への影響がかなりでかい・・・

  • 賃貸物件の部屋だけを集めた写真集だが、こんなにも人の部屋、個性とは豊かなのかと感動。余りの本の分厚さに現在文庫自身が自壊しかかっている本として私の本棚で異彩を放っている。
    借り主が集めてきたもの、買ってきたものだけで埋め尽くされ生き生きと狭い部屋を埋め尽くしている。一つとして同じ部屋はない。その途方もなさはまさに「宇宙」と呼ぶにふさわしい。

  • 人の部屋のおもしろさ、その部屋からあふれる生活感。
    そこから人への愛着がすごく湧きます。
    不思議と惹かれる1冊です。

  • 自分の小汚い部屋に愛着が湧いてくる

  • 「部屋はその人の心を表す」

    読めば分かる。

    しかし都築さんは面白い。

  • 他人の部屋って、なんでこんなに魅力的なんだろう。キレイな部屋ではないのに。

  • フリーター、サラリーマン、美大生、クラブの店員、ショウでお金を稼いでいる人などなど様々な種類の人の部屋が載っています。
    おしゃれなインテリア雑誌に載っているような部屋から、踏み場が無いような汚い部屋まで偏りが無くすごく見応えあります。

    写真も面白いんだけど、一部屋ごとについているコメントも面白いです。隅から隅まで舐めるように読んでしまいました。

  • 仕事柄、賃貸持ち家問わず他人の家を見る機会が多いのだけれど、いつもその家の持つ『生活の気配』に圧倒されて疲れてしまう(逆に誰も住んでいない部屋の、『気』のなさにも驚かされる事が多いけど)。

    そんな一冊。

  • 人の部屋を垣間見る
    魅力的な暮らしぶり。外国の真似したインテリアじゃなくても快適に美しく暮らせることがわかる。汚い部屋をみるのも楽しい

  • TOKYO STYLEの都築響一氏による住まいの写真集。しかも村上春樹の小説の英語訳で知られるアルフレッド・バーンバウム氏による英語解説文付き。今回は京都の物件がかなり取り上げられいます。僕が以前住んでいたアパートにそっくりな部屋が掲載されていて驚きました。

著者プロフィール

1956年東京生まれ。1976年から1986年まで「POPEYE」「BRUTUS」誌で現代美術・デザイン・都市生活などの記事を担当する。1989年から1992年にかけて、1980年代の世界現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アートランダム』を刊行。以来、現代美術・建築・写真・デザインなどの分野で執筆活動、書籍編集を続けている。
1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』を刊行。1997年、『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞。現在も日本および世界のロードサイドを巡る取材を続けている。2012年より有料週刊メールマガジン『ROADSIDERS’weekly』(http://www.roadsiders.com/)を配信中。近著に『捨てられないTシャツ』(筑摩書房、2017年)、『Neverland Diner 二度と行けないあの店で』(ケンエレブックス、2021年)、『IDOL STYLE』(双葉社、2021年)など。

「2022年 『Museum of Mom’s Art』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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