ちくま日本文学001 内田百閒 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
3.65
  • (34)
  • (52)
  • (70)
  • (10)
  • (1)
本棚登録 : 653
感想 : 66
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480425010

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 夏目漱石門下。
    萩原朔太郎、芥川龍之介の知人。
    借金手段を錬金術と言っていた。ドイツ語教師。

    短編が多い。
    小説というよりは夢日記やエッセー。
    オチなしのスタイルに慣れれば面白いかも。

    『件(くだん)』『道連れ』『琥珀』
    『薬喰』『蜻蛉玉』『大瑠璃鳥』などが面白い。

  • たべものの羅列がよかった

  • 全集が文庫化されました。
    このシリーズは本当に素晴らしいので買って損はないです。
    持ち運びにも財布にも良心的なかわいい子に大変身。
    ですが、中身は重厚です。
    王道の代表作から少し外れた作品をチョイスしているので作家の新たな一面が見られます。
    ちょうどかゆいところに手が届くようです。

  • 件・冥途

  • まぁ読んだことあるのが多かったのですが、
    百?節には参ります。

    人生こんな風にいきていけたらいいのに。

    生で会って見たかったし、
    彼の授業うけてみたかったなぁ。

    色々載っているので、百?入門編にはとってもいい感じですよ。

  • 夢十夜に触発されたような作品群。面白かった。動物がたくさん出てきた。「件」と「長春香」がお気に入り。景物の見方が独特だったな。

  • 「特別阿房列車」について誰であったか覚えていないが推薦小説に挙げていたので探していた。やっと古本屋で目にして嬉しくなって早速買って読むことにした。後書きで赤瀬川源平が「深沢七郎の文章、小林秀雄のカセットテープ、小津安二郎の映画に最初に触れたときのようだ」と言って彼の文章に接した感激と喜びを書いていた。
    自分としてはこの本を全部読んで「期待に反してがっかり」というのが率直な読後感である。大人の文章に対する受容力が足りないのかもしれない。
    作者は漱石門下の日本文学界の重鎮である。格調高く品のある文体だが全編に漂うスノッブ臭が鼻につく。漢文の素養、蘊蓄の深さは伝わるが躍動感やリアリティに物足りなさを感じる。フィクションも混じえたエッセイのような短編小説集である。

  • エッセイが面白い

全66件中 31 - 40件を表示

内田百けんの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×