- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480425065
作品紹介・あらすじ
60年代のカルチャーヒーローの全体像。
感想・レビュー・書評
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寺山修司のエッセンスがぎゅっと詰まった1冊。彼が紡ぐ言葉の端々から立ち上ってくるのは断ち切れぬ血縁としての血の匂いだ。また捨てきれぬ故郷の幻影が行間に揺曳している。本書の白眉は戯曲『毛皮のマリー』だろう。全てが裏返った世界の中で妖しい美しさが息づいている。劇作家、演出家、小説家、歌人、俳人、詩人、批評家、映画、歌謡、競馬評論、と寺山修司はいくつもの顔を持ち、言葉を巧みに操る魔術師でもある。彼の創る言葉の世界にずっと浸っていたい。
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寺山修司ーちくま日本文学
教科書で知ってる寺山修司とは違う、確固たる何かを感じた。序盤の何作かはあまりにも刺激的だったし、ある意味で狂人だった。競馬の話はわからなかったので最後あたりは流し読み
#読了 10/7 -
頭のキレっぷりと、内なる気持ちの荒ぶりっぷりが感じられる著者&著作。
生きている時に会ってみたかった。 -
https://cool.obirin.ac.jp/opac/volume/443680
ひなたやまにもあります。 -
読了
寺山修司戯曲を読みたくて読んだけど予想以上に載ってなかった!毛皮のマリーは寺山修司のモチーフ((いわゆる)オカマ・チョウ・母)など が分かりやすく表出していて、寺山修司感を知れるという意味でとても良いと思った。
最初の、終戦の時に10歳でセックスしてみない?と誘われたはなしとか、そんなことある?てウケてしまいました。性に関してめちゃくちゃな人生送りすぎでは?
競馬のくだりは浅田次郎のエッセーと似ている気がしました。浅学で悪いのですが、浅田次郎は寺山修司の影響を少しは受けているのか、それとも扱うテーマゆえに似ているように感じただけだったのだろうか?
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初寺山修二。競馬のことはとんとわからないので、後半は流し読みになってしまったけど、本当にサブカルの奔りを煮詰めたような一冊だった。戯曲は他のも読んでみたい。虚構か真実か疑ってかかりそうなエッセイも良かった。
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10数年ぶりに読み返した。
音楽でいうところのベスト盤みたいなモノ。入門編的にとらえる方。とりあえず、読んでおく的にとらえる方。映像作品等で知った方。そんな方々にも充分応えうる1冊。もちろん、ベスト盤なので、この1冊で全てを知ることは出来ません。
その先は、他も読んでみるもよし。演劇、実験・長編映画へ行くもよし(出来れば、長編映画は劇場のスクリーンで一番最初に見て欲しい)。
とにかく、氏の言葉は自分の脳を撫でたり、舐めたり、揺さぶったり、持ち上げて落としたり、カユくしたり……。
大好物です。 -
[02][130201]<m市