- Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480428301
作品紹介・あらすじ
気の置けない旧知の友ならではの会話あり、会いたかった人との意外な話の展開があり…。横尾忠則が、表現の最先端を走る15人と、芸術の源泉、深淵について、語り合い、ときに聞き手となって尋ねる魂の会話集。
感想・レビュー・書評
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面白い!特に三宅一生さん、河合隼雄さん、細野晴臣さんとの対談が好きだった。そして、それぞれの対談内容のスケールが大きくて、彼らの半端じゃない行動力を感じる。「それでニューヨークに行って」「その後パリに行って」・・・などなど。評価でなく、自分の作りたいものを作ることを徹底する姿勢が本当にかっこいい。
横尾さんの作品はどうも生々しく感情をかなり持っていかれることもあり(豊島の豊島横尾館が少しトラウマ・・・)あまり好みではないのだが、彼の人間性というか、芸術に対する姿勢はめちゃくちゃかっこいい。
細野晴臣さんとの対談の言葉が印象的。
細野 「音楽が嘘をつけないと言う事は、痛いほど経験してますね。」
横尾「絵でも全く同じ。」
細野「最初の音を聞いただけで、全体がわかっちゃう。その人の全体像、精神がわかっちゃうんです。だから恐い。」
横尾「芸術は夢と同じで、嘘つかないからね」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「個人」ではなく、「個」を意識する
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気の置けない旧知の友ならではの会話あり、会いたかった人との意外な話の展開があり…。横尾忠則が、表現の最先端を走る15人と、芸術の源泉、深淵について、語り合い、ときに聞き手となって尋ねる魂の会話集。(e-honより)
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芸術
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絵はうそくさいよなと考えている所に以前買ったこの本を見つけた。私が考えてたウソとはちょっと違ったけど、河合隼雄との夢の話がすごく好きで河合隼雄を知ったきっかけの本。
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画家・横尾忠則さんの対談集です。横尾さんについては、ほとんど知らないんですよ。どんな絵を描かれる人かというのも知らない。ただ名前を知っていたのと、以前ケータイの待ち受けにした画像が、2年前くらいに横尾さんのだとしって、そうだったのかと驚いたことくらいですね。
この対談集のゲストたちは、細野晴臣さん、吉本ばななさん、河合隼雄さん、篠山紀信さん、瀬戸内寂聴さん、ビートたけしさん中沢新一さん、鶴見俊輔さんなどなど15人。
最初は、知らないものだから、横尾さんを斜めに見ていましたが、この本を読み、彼のサイトで作品を少し眺めて、真正面から見られる人だなと認識を新たにしました。今思えば、もう少し早く彼を知りたかったです。 -
対談集。
書評で見つけて、そのあとたまたま行った横尾さんの
展覧会で発見。こういう偶然は文庫本にあるまじき
お値段にも目をつぶるきっかけになります。
たけしとか、引田天功とか、横尾さんならではの
対談相手。 -
少し読んで、この本を読むとバカになるんじゃないかと心配になった。
言ってることは電波が入っていて支離滅裂。
対談のはずなのにどちらも誰にも向かって喋っていない。
全て読み終えた後の感想も
「この人は決定的に対談に向いていないんじゃないのか?」
というようなものだった。
人が変わっても似たようなものばかり喋っているし。
考えることが好きではないのか霊感ばかり気にしている。
私の頭が固すぎるのか物事をはしょり過ぎているように感じた。
同じように霊感型の人にとっては素晴らしい本になったかもしれないが、
私にとっても意味不明のポンコツ本だった。人を選ぶ本なのだろう。
タイトルの「芸術ウソつかない」も最後までわからなかった。
どうとでも読み取れるタイトルにどうでもいい内容。
普通に絵だけ描いてればいいのに。