- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480434876
感想・レビュー・書評
-
バナナの皮と笑いの起点にまつわる文化史。気になるから目につくのか。目につくから気になるのか。著者と、道端に落ちているバナナの皮の遭遇に運命的なものを感じました。漫画、映画、むかし話、米国各州の条例など、引用された情報の範囲と量に本気の程がうかがえます。日常だった光景が、時代の流れとともに非日常になり、いつの間にやら笑いを生んだバナナの皮。台所でバナナを見つけると、なんだか感慨深い気持ちになります。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
書名はいくつかあるエッセイの一つかと思っていたが、すべてだった。すべてバナナのこと!
-
【新着図書】映画・漫画・小説・評論その他からの豊富な用例をもとに書き上げた文化史。でも、「バナナの皮ですべって転ぶ」ですから、決して退屈しません。「バナナの皮はすべりやすい」ことを証明して〈イグ・ノーベル賞〉を受賞した日本人の偉業(?)に並ぶ一冊。
【Newly arrived】The author, working at a library, wrote “Why bananas are slippery when stepping on them” in 2010. Four years later, a Japanese college teacher won the Ig Nobel Prize for the research on that theme. Both are academic works and brimming with playful spirit.