- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480439123
作品紹介・あらすじ
「東大・京大で1番読まれた本」で知られる〈知のバイブル〉の増補改訂版。2009年の東京大学での講義を新収録し読みやすい活字になりました。
感想・レビュー・書評
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もっと若い時に読んでいれば…と本の帯に書かれていた意味がわかった。
思考を寝かすこと、忘れることを恐れないこと、むしろ忘れることが大事だったなんて!!という驚きでした。
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おもしろかった
漫然と本読んでるのを
結構反省したけど
読んでるの小説メインだし
たまにはなぜだ!って考えることあるけど
それで何かを生み出したり
新しい価値観持ったりあんまないな
こういう勉強
若い頃にいっぱいしとけばよかったなー
もちろん老いててもすごく学べたけど
いやでもこれを
「おもしろい!」って感じられる時が
一番読むのに適してるのかも
いやでもやっぱり
若い時にとりあえず出会ってほしい
星はギリギリ5に届かない4 -
考えるきっかけを与えてくれる本だと思いました。知識をただ集めるのでは足りません。そこから自分で多くのことを深く考えることが1番重要なことだと思いました。また思いついたことや考えたことをメモに残し、アウトプットする必要があることを知りました。そこから新たな考えや学びにつながることがあると思います。読書をした時や勉強した時には自分の考えをメモに残し、アイディアとして保存することを心がけようと思います。
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安野光雅の装画にひかれて学生時代に買ったものはまだ手元にあるけれど、新版も買ってみた。再編集の上、東大での特別講義(2009年に駒場キャンパスで行われたイベントをもとに再構成、16ページ)が巻末に増補された。
80年代にすでに、コンピューターや人工知能が発達した社会で人間に求められるものはなにか見通して学ぶ姿勢や方法についてなにが大切か語っており、その指針はいま読んでも古くなっていない。 -
忘れることを恐れてはならないことを学んだ。
当たり前のことを長々と書いてる節もあると感じたため⭐️3 -
頭の良さや賢さは知識量と比例すると考えていたが、違うらしい。忘れることが思考するための頭の整理であり、乱雑に積み上げた知識は思考を阻害する。
今まで暇さえあれば本を読んで知見を増やしてやろうと思ってたが、三中の話から無理しなくていいんだと思えた。 -
記憶力偏重の世の中において「忘れる」ことの重要性を説いてくれたこの作品はまさに目から鱗だった。知識だけの頭でっかちではダメだと。自ら考えることが大事だと力説されていた。
また読み返してみたい本の一つになったと思う。 -
本書を通して、今まで自分がしていた記憶型の学習が、考える力を損なう可能性があることに、危機感を持った。
自分は資格をたくさん持つことは良いことだと考えていた。いわゆる、資格マニアと呼ばれる種族だった。しかし、資格のための勉強というのは、ただ知識を暗記するだけで考察することは少ない。
このような知識詰め込みの学習をしていると、考える力が身につかないどころか、損ないかねない。ある問題に対して、答えを持っていれば意見する。答えを持っていなければ何も言えない。
例えるなら、質問と答えの組み合わせが、データベースとして脳内に組み込まれているようなものだ。これは「自分の意見」ではないし、コンピュータに置き換えられても仕方ない。自分の思考プロセスに危機感をもった。
考える力をつけるために、以下の3点を癖付けていきたい。
①アナロジー思考をする
「これは〇〇に似ている」「例えるなら、〇〇のようだ」と類推して物事を考える。
②自分の解釈をもつ
作品を読んでみて、まずは自分なりの答えや解釈をもつ。その後、解説サイトや解説動画等を見て、自分の考えと照らし合わせて、さらに洗練させる(本書でいうところのカクテルのようなイメージ)
③まずは書いてみる
頭の内にある考えを、書いてみるなどして、アウトプットする。書く作業に抵抗感があるが、書き始めてみるとぽんぽんと書く内容が浮かんでくる。書きながら、矛盾がないか、考えを整理する。
本書で得た思考術を十分に活用して、考える力を身につけていきたい。 -
★★★