着眼と考え方 現代文解釈の方法〔新訂版〕 (ちくま学芸文庫 エ-17-2)
- 筑摩書房 (2022年12月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480511485
作品紹介・あらすじ
伝説の参考書『現代文解釈の基礎』の姉妹編、待望の復刊! 70の文章を読解し、言葉を「考える」ための、一生モノの力を手に入れよう。解説 読書猿
感想・レビュー・書評
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遠藤嘉基・渡辺実 共書による、「着眼と考え方現代文解釈」シリーズ
現代文解釈の基礎は、高校1年生を対象とした現代文教本
現代文解釈の方法は、大学受験生を対象とした現代文受験本 としている
どうやったら勉強していいかわからない「現代文」について「なんとなくできた」から「いつもできる」へ導くのが本書2冊である
問題解決のプロセスを言語化できるスキルは、現代文の理解を超えてあらゆる学習と知識の実践にとって、欠くことができない重要な技術である
単に、学習、受験を越えて、広く日本語の「読み書き」、文章の内容と表現を把握するための「方法論」なのである
気になった点は以下です
・現代文の解釈にあたっては、内容的意味もさることながら、表現的意味をつかむことが必要である
・文章を読むということは、実はもっと深いものであって、すらすら読め、よくわかったつもりの現代文が、つっこんで考えてみると案外わかっていなかった、ということがきわめて多い
・現代文は、「考える力」という武器がないと、読めないのである
・大学の出題を、テーマ別に仕分けして並べたものをひたすら解いていくという形式。
・部屋に置いてある箱をすべて開けきったら、次の部屋へ進んでいくというイメージで読んでました。
・各章は、 「着眼点」 ⇒ 「例題」 ⇒ 「類題」 ⇒ 「演習」 という フォーマットによっている
・また、「参考」にて、出典と、著者の紹介があって、出題の文をさかのぼるのをやぶさかでない
・文章の構造を、図示で表現したり、図表をつかっての説明があり、理解を助けてくれる。
目次
第1部 (意味的内容の把握)
1 文脈復元
2 段落設定
3 大意要約
4 趣旨判別
5 題目選定
第2部 (表現的意味の把握)
6 文章解析
7 語句解釈
8 内容説明
9 表現鑑賞
10 文体判定
第3部 (諸種の解釈力の総合)
11 空白補充
12 現代詩歌
13 融合問題(現代文・古典)
ISBN:9784480511485
出版社:筑摩書房
判型:文庫
ページ数:496ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2022年12月10日第1刷詳細をみるコメント0件をすべて表示