京都美術鑑賞入門 (ちくまプリマー新書 107)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480688088

感想・レビュー・書評

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  • 第1章はお寺などの各名所について
    第2章は美術作品について
    (仏像・絵画・建築・庭園・垣根・花・美術館・芸術家の住まい・茶の美術といったピックアップの仕方が面白い。)
    第3章は夢窓疎石などの芸術家について
    書かれている。
    この本の構成が良いと思う。

    京都好き、アート好きのための本。

  • 今度京都に行く時の参考にします。

  • 京都に行く前に読んだら、ただの観光地京都から美術都市京都へ変わった。
    加えて
    京都というものだけでなく、日本美術というものの視野が広がった。(もともと0でした)

    内容は
    建物、仏像、庭、障壁画などなどジャンル毎にと、オススメ作品、オススメ美術家?を挙げて紹介。

    読み終えた時、紹介されているものを実際に見てみたいと思うので直前に読むとその衝動のまま京都で作品を見ることができるのでベストなんじゃないかと思います。
    予定が無いのに読むと、欲求不満になっちゃうかも。

    私は特にこの本で庭に関して興味を抱きました。
    こんなに奥が深いとは!



    「京都へ行く予定のすべての人へ!」
    「そうだ京都へ・・・行く前に、この本!」

    勝手にキャッチフレーズつけましたが、そんな感じのする本です!おすすめ

  • やっぱり京都は奥深いの〜。

  • 2016/04/08完讀

    或許是パンの都住了一年,較為熟悉,這本書寫得較為中規中矩,原則上好像該寫的都寫了但很概略,並未出現讓我非常驚豔的部分(如果還沒來這裡之前看,說不定會變成一本不錯的入門書)。但是就庭園的觀賞的個人見解部分寫得還不錯,比較有個人風格。後面的佛像、美術就比較走馬看花沾醬油。宗達並未專題介紹這點我倒是有點介意。另外,連等伯智積院的花草上端部分都抽象化,庭院石頭例如三尊組也是抽象化,再來文樣家紋等等也是如此,讓我突然感到這個國家是多麼地習慣藝術的抽象化。中國的藝術一直是具象化居多,是否因為如此,X劇時代台灣人都太習慣中國的美學,所以缺乏觀賞抽象化的能力?大有可能。而因為日本美學中處處可見的抽象化,因而和現代藝術剝離具象的潮流有相當的吻合之處,也因此炙手可熱,也被西方作家不斷引入吧。不過思及至此,覺得還是應該有機會的話再去故宮,看了其他的美學之後,或許才更能理解美學彼我之間的差異。

    --
    東大寺南大門,阿形快慶,吽型運慶的歧異風格。

    庭園換個角度來看之大不同:龍安寺(遠近法牆壁。右側較低且往內斜),天龍寺池塘(與嵐山間的距離感)
    遠近法→空間遠近法、色彩遠近法(紅色有向前衝的效果,藍色有後縮的效果)、空氣遠近法(遠方較稀薄)

    村田珠光→和漢のさかいをまぎらかす事(足利義政東求堂時代還停留在嚮往唐物茶道具時代 尊崇真行草中的真),融合,「ひえ」的美學。
    武野紹鴎→破壞真茶,草體化,將わび茶做到極致,將茶室草庵化,喜愛朝鮮高麗茶碗。
    千利休→利休のわびの美学は、師の武野紹鴎から受け継いだものであった。しかしそれは、浪費と豪華を好む秀吉に対する精神の武器として、とても有効なものだった。だから利休のわびは、かえって秀吉によって磨きをかけられ、先鋭化したともいえる。それは普通の人間にはそのままでは通用しないものであった。「平人ハ無用」の茶であった、といわれる。しかしだからこそ、芸術として、その美は極められた。

    小堀遠州のきれい寂び,其美學之形容→「夕月夜 海すこしある 木の間かな」月が出ている夕暮れ時、あたりはすっかり暗くなっている。木々の向こうに、海がある。海は、月の光に照らされて、きらきらと輝いている。その水面の光が、木の葉の合間に見える。(それは、対象の奥深くに分け入り、宇宙の真理を体得しようとかいう激しい美への探求ではない。おしゃれで、きれいな、ある意味で表面的なデザインだ。)。上質なデザイン性(在美本身中尋找其價值)。

    雪舟的貢獻,將中國水墨畫技法第一個拿來化日本風景的人。

  • 勉強になりました。

  • [ 内容 ]
    日本美術といえば仏像、絵画、建築、庭園、茶。
    京都という「美術館」を名所編、分野編、人物編に分けて案内しよう。
    金閣寺や龍安寺の「美の構造」もわかる。

    [ 目次 ]
    第1章 美の名所(金閣寺-輝く京都の名所ナンバーワン 清水寺-「視覚」を楽しむエンターテインメント 桂離宮-計算しつくされた美の教科書 ほか)
    第2章 美術の作品(仏像-主役、脇役、それぞれのキャラクター 絵画-紅葉、虎を描いた障壁画 建築-屋根は顔、窓は額縁の役割をする ほか)
    第3章 芸術家たち(尾形光琳(絵画、工芸)-「琳派」は京都の美のキーワード 小堀遠州(茶、庭)-「きれい寂び」の美学 本阿弥光悦(書、工芸)-デザイン、工芸の元祖 ほか)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 請求記号:702フ
    資料番号:020201240
    装丁:クラフト・エヴィング商會

  • 09/12/18 たいしたことないと思って読んだが、なかなかどうして     読みごたえのある入門書であった。良書。

  • 2009年9月15日購入。
    2010年5月15日読了。

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著者プロフィール

解剖学者・美術批評家

「2021年 『養老孟司入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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