- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480688385
作品紹介・あらすじ
社会科学を塗り替えつつあるゲーム理論は、「人と人のつながりに根ざした理論」である。環境問題、三国志、恋愛、いじめなど、多様なテーマからその本質に迫る入門書。
感想・レビュー・書評
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ゲーム理論に関する本を読んだのも、本作で3冊目となります。まったく数式も出てこないので一番分かりやすくゲーム理論って何?といったところでは理解しやすかったです。
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とてもおもしろかった。
囚人のジレンマなど、ゲーム理論でよく知られた話が、もちろん出ているのだけれど、さまざまなケース、さまざまな角度から説かれているのだ。
例えば歴史上の有名な戦いを、ゲーム理論で読み解いたりするのも、そういう見方があるのか、と興味をそそられる。
個人的な偏見かもしれないけれど…
ゲーム理論というと、金融工学とか、何かそういった生臭い興味で語られることがあるように思う。
著者、松井さんは、ゲーム理論は「人間の科学」を志向するものだ、つまり人と人との関係を解明するものだ、と言っているのが、とても新鮮だった。
そういう方向で活用されるのならいいな、と思う。 -
9/9の日経新聞「半歩遅れの読書術」で紹介されていたので読みたくなった。
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ゲーム理論を簡単な利得表でわかりやすく説明した一冊。
実社会の事例や絵本の引用など、非常に頭に入ってきやすい内容であった。入り口に触れて深さに絶望したい。 -
[初版第2刷]2010年4月30日
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高校生からの、と謳っているだけあって非常に読みやすい。
しかし自分に関していえば、ゲーム理論を理解できたのかどうか不安。
もう少し別の本で学び直したい。
歴史の挿話は非常に面白かった。 -
【信州大学附属図書館の所蔵はこちらです】
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB0171415X -
《ゲーム理論が人と人の関係を読み解こうとする学問である限り、ひとがどのように世界を捉えるかという問題から逃げ続けることはできない。いつか東洋思想をベースにしたゲーム理論ができあがるかもしれないが、大切なのは東洋か西洋かということではない。視点の移動こそが必要なものなのだ。理論とは「ものの見方」である。》(p.168)
《親が口うるさいのも「退出」と「声」という原理から説明できる。「退出」というオプションが使えない親は「声」を使って、子供に改善を促すしかないのである。》(p.111) -
ずっと読もうと思って読んでいなかった。
確率。