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- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480818560
感想・レビュー・書評
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一つ一つお店が小説の舞台のようなストーリーを持っていてとても興味深い
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今日は仕事で、後継ぎがいない個人商店になんとか後継ぎを見つけられないかという話をしていました。いろいろ今の日本を取り巻く問題は山積していますが、コロナで働き方を見直す人が多くなっていることは光明です。
私にも、惜しまれつつ閉店したお寿司屋さんの思い出の味があります。生まれたときから親しんだその味をもう一度味わいたくて、ナイトスクープでご主人を探してもらおうか、いやもう亡くなっただろうな、あんなに繁盛していたのにどうして誰も継がなかったのかなと切なくなります。
ちょうどこの本を読んでいたところなので、余計になにもかもが胸に響いているみたい。
東京の佃煮屋さん、豆腐屋さん、銭湯…全部で18軒の「町の宝」がいきいきと語られ、ああ行ってみたいな、お買い物したいなという気持ちになります。コロナ終わったら一軒一軒訪ねたい。それまでどうか…!!
著者井上理津子さんのことは「さいごの色街 飛田」以来の大ファンです。こんなふうに街を訪ね、こんな文章を書いてみたいな。